腰にやさしい草取りの姿勢とケアの工夫
草取りは、見た目以上に身体にこたえる作業ですよね。特に腰への負担が大きくて、「やり始めたはいいけれど、後で腰が痛くなってしまって…」ということもあると思います。
私も昔は、中腰で夢中になって作業していたのですが、年を重ねるごとに「これは続けられないな」と思うようになり、体にやさしい姿勢や道具をいろいろ試してきました。
今回は、腰をいたわりながら草取りをするためのポジションやコツ、さらに南島原の気候や高齢者向けの工夫、便利サービスまで、幅広くご紹介したいと思います。
作業前後にストレッチを取り入れて腰を守る
草取り前に簡単な準備運動を取り入れるだけでも、腰の負担がぐっと軽くなります。
- 腰まわりのひねり運動
- 太もも・ふくらはぎのストレッチ
- 肩甲骨まわりをほぐす体操
これらを2~3分ほど行うだけで、体の動きがスムーズになり、けがの予防にもつながります。
作業後も軽く体を動かすと、筋肉のこわばりを防げます。
両膝をつく姿勢で作業する
まずおすすめなのが、「膝を両方つく」スタイルです。片膝だけだとバランスが悪くなって腰に負担がかかることがあるんです。
私は古いバスタオルや座布団を畳んで、地面に敷いて膝をつくようにしています。これだけで、体幹が安定して腰をぐっとかばってくれる感じがあるんですよ。
しゃがむのではなく「座る」スタイルに変える
中腰の姿勢は、腰にとっては負担の大きい体勢です。私は今、「草取りイス」を使って座って作業をするようにしています。
足の短い折りたたみイスや園芸用の椅子が便利で、腰もラクだし、長時間作業しても疲れにくいんですよ。膝や足にも優しいですし、何よりゆったりした気持ちで作業できます。
背中を丸めず、前傾になりすぎない
草取りに夢中になると、つい背中が丸まりすぎてしまいます。そうすると腰にぐっと負担がかかるんですよね。
私はいつも「おへそを引っ込めるように」意識して、背筋を少し伸ばし気味にして作業しています。完全な直立じゃなくていいので、前傾しすぎないように気をつけています。
30分以内で一区切りを
無理して一気に終わらせようとすると、腰だけでなく足や腕までパンパンになりますよね。
私は「30分経ったら必ず一度立ち上がる」と決めています。タイマーをかけてもいいですし、ラジオ番組が一区切りつく時間でもいいと思います。
そうすると、自然と休憩もとれるし、腰の緊張がほぐれて次もラクになるんですよ。
道具は長めの柄があるものを選ぶ
草取りの道具も工夫ひとつで、姿勢が大きく変わってきます。私は、柄が長めの草抜きフォークを使っています。
手を地面に近づけすぎずに作業できるので、前かがみになりすぎず、腰にやさしい姿勢を保ちやすいんです。長めの道具は、意外と力も入れやすいですよ。
また、膝をつかずに立ったまま作業できる草削り器なども便利です。
南島原市の気候に合った草取りタイミングと注意点
南島原市は、温暖で雨も多く、草が伸びやすい環境です。真夏の日中は熱中症の危険もあるため、早朝や夕方など涼しい時間帯を選ぶのがポイントです。
また、雨上がりは土が柔らかくなって草が抜きやすくなります。こうした自然条件を活かすと、作業がぐっとラクになります。
【熱中症・虫対策】
- 帽子や首巻きタオルを着用
- 水分補給はこまめに
- 虫除けスプレーや長袖・長ズボンを活用
高齢者・体力に自信がない方向けの工夫
体力に自信がない方は、無理をせず便利グッズやサポートを活用しましょう。
- 腰痛対策ベルトやサポーター
- ガーデニング用の膝パッドやクッション
- 電動の草刈り機や草取り器具
【便利サービスの活用】
- 南島原市内の便利屋(「おとなりサポート」など)
- シルバー人材センター(市役所や地域包括支援センターから紹介可能)
自宅に伺っての草取りや片付けサービスなど、地域密着で柔軟に対応してくれるところが多いです。
草取り後のセルフケアも忘れずに
作業後は体が冷えないよう、温かいお風呂に入るのも効果的です。
- 腰や肩に湿布を貼る
- 軽いストレッチで筋肉をほぐす
- 無理せず横になる時間をとる
もし腰痛が強く出る場合は、早めに医療機関を受診してください。
草取りと草刈り、どちらが向いてる?
方法 | 特徴 | 腰への負担 |
---|---|---|
草取り(手作業) | 根から抜く、細かい作業向き | 体勢によっては負担が大きい |
草刈り(道具使用) | 広範囲を短時間で処理 | 道具を使えば腰の負担は軽減可 |
【選び方の目安】
- 小さな花壇・畑などは手作業
- 広い庭・空き地などは草刈り機を検討
よくある質問(FAQ)
Q. 腰が痛くなったときはどうすればいい?
A. 作業を中止して安静に。湿布やストレッチで早めに対処しましょう。強い痛みが続く場合は医療機関へ相談を。
Q. 道具はどこで買えるの?
A. ホームセンターや通販サイトで購入できます。「ガーデニング 腰痛 対策」などで検索してみてください。
Q. 自分では無理な場合はどうする?
A. 南島原市内の便利屋さんやシルバー人材センターに相談してみると良いですよ。市役所や地域包括支援センターに連絡すれば紹介も受けられます。
おわりに
草取りは避けられない作業だからこそ、「どうしたら負担が少なくなるか」を考えて、自分に合ったやり方を見つけることが大切だと思っています。
今回ご紹介した工夫や便利サービスが、少しでも長く、ご自身の力で庭や畑を保てるヒントになれば嬉しいです。
「ちょっとつらいな…」と感じたときは、誰かに頼るのも立派な選択肢です。どうか無理せず、体をいたわって作業してくださいね。