電話を受けたことを家族に知らせる「電話ログ術」
「誰から電話がかかってきたのか、こっちにも分かれば安心なのに」
高齢の親が一人で暮らしていると、どんな電話を受けているのか家族としては気になりますよね。詐欺電話や重要な連絡の見落としも心配です。
今回は、電話を受けたことを家族が把握しやすくする「電話ログ術」をご紹介します。
手書きの「電話メモ帳」を置く
昔ながらですが、やっぱり有効なのが“電話メモ帳”です。私は「誰から・何時・どんな内容」という3項目だけをシンプルに書けるノートを母の電話のそばに置いています。
使いやすいように、あらかじめ欄を作っておくと、母も気軽に書けるようになりました。
書き忘れ防止には「見える位置」が大事
メモ帳だけではつい書き忘れてしまうので、私は「電話の後に一言書こうね」と書いたメモを、受話器の横に貼っています。
「習慣化」するまでが少し大変でしたが、今では自然とメモしてくれるようになりました。
定期的に写真を送ってもらう
遠方の場合は、「週に1度メモ帳の写真を送ってね」とお願いするのもひとつの方法です。
私は、母にガラケーのカメラで撮ってもらい、家族のLINEに送ってもらっていました。慣れると案外すぐできるようになりますよ。
留守番電話を“音声ログ”として活用
留守電をオンにしておけば、出られなかった電話も後から内容を確認できます。私は、母の電話を留守電機能付きにして、週に一度一緒に再生しています。
「この人は何の用だったのか」「折り返すべきかどうか」などを確認できて安心です。
電話の回数をカウントできるグッズも
一部の見守り機器には「電話の回数」を自動でカウントして、日々の生活リズムとして把握できるものもあります。
私は試しにレンタルで使ってみたことがありますが、「今日は誰とも話してないな」といった気づきが得られるのがよかったです。
おわりに
電話ログをつけることは、「監視」ではなく「見守り」のひとつ。
親御さんの生活のペースを知る手がかりにもなりますし、会話のきっかけにもなります。
無理のない方法から、ぜひ始めてみてくださいね。