外出予定を紙で「見える化」する方法
「病院の予定、いつだったかしら?」「買い物の時間、間違えたかも」——そんな経験、ありませんか?
高齢になると、予定をうっかり忘れてしまったり、何度も同じことを確認してしまうことがありますよね。私の母も、カレンダーに書いていても見落とすことがよくありました。
今回は、紙を使って外出予定を“見える化”することで、安心して毎日を過ごす工夫をご紹介します。
A4の紙1枚に1週間分を書く
まずおすすめなのが、A4サイズの紙に1週間分の予定を書き出す方法です。私は、曜日ごとに枠を作って「何時に・どこへ・何の用事か」を書いています。
月曜:10:00 内科通院(薬の受け取り) 火曜:お休み 水曜:13:30 美容院
というふうに、見やすく整理するだけで、母も「今日はどこだったかしら?」とすぐに確認できるようになりました。
冷蔵庫やテレビの横に貼る
よく見る場所に貼っておくのがポイントです。私は、冷蔵庫の扉かテレビの横に貼るようにしています。
また、予定が済んだら「✓」マークをつけることで、終わったことも可視化できて安心です。
大きな文字と色分けで視認性UP
小さな文字だと見づらいので、大きめの字で書くようにしています。
私は、「通院→赤」「買い物→緑」「休み→青」など、色を変えることでパッと見て内容がわかるようにしました。これだけで視認性がぐっと上がるんです。
家族の予定も一緒に書いておくと安心
私は、母に「私の予定」も一緒に書いて渡しています。「金曜は買い物に付き添います」「土曜は娘が来る予定」といった情報もあると、先の見通しがつきやすくなるようです。
「誰かと会う」予定は、特に気持ちのハリになるみたいですよ。
書き換えしやすいホワイトボードも便利
予定の変更が多い場合は、ホワイトボードを使うのもおすすめです。100円ショップでも手に入るサイズで十分。
私は、「今週の予定ボード」として活用しています。毎週日曜に一緒に書き換えるのが、母との習慣になっています。
おわりに
予定が見えると、「今日は何をする日か」が分かって、心も落ち着きます。
紙に書いて貼る——それだけでも、毎日の安心感は大きく変わります。
ご自身にも、ご家族にも負担のない方法で、“見える化”を試してみてくださいね。