家族と情報を共有できる「実家ノート」の作り方
「母のかかりつけ病院ってどこだった?」「もしものとき、どこに連絡したらいいの?」——離れて暮らしていると、いざという時に情報が分からず、慌てることがありますよね。
私自身も、母の薬の名前が分からずに困った経験があります。そんな時に役立ったのが“実家ノート”でした。
今回は、家族みんなで情報を共有できる「実家ノート」の作り方をご紹介します。
ノートの形式は自由でOK
実家ノートといっても、特別な形式は必要ありません。A4のノートやバインダー、クリアファイルでも大丈夫。
私は100円ショップで買ったリングノートに、項目ごとに見出しをつけて整理しています。
最低限まとめておきたい情報
以下の項目は、私が母のためにまとめて特に役立った内容です。
- 氏名・生年月日・住所
- 緊急連絡先(家族・近所の知人)
- かかりつけ病院・医師名・電話番号
- 常用している薬の名前と飲み方
- 健康保険証・お薬手帳の保管場所
- 家の合鍵の保管場所
これだけでも、何かあったときに家族がすぐに対応しやすくなります。
介護や日常生活のメモも有効
私は、「母が朝ごはんを食べる時間」「よく見るテレビ番組」「お風呂は何時ごろ」などもメモしています。
一見、些細なことですが、急な入院やショートステイのとき、生活のペースを乱さずに済むヒントになります。
更新日は表紙や各ページに
情報は時間とともに変わるので、いつ書いたものかが分かるように、ページの端に日付を書いておくと安心です。
私は、毎月1回母と一緒に内容を確認しながら、「見直し日」を記録しています。
ノートのコピーは家族で共有
ノートを1冊作ったら、兄弟姉妹にもコピーを渡しておくと、情報の共有がよりスムーズになります。
私はPDF化して、LINEグループに送っています。いざというときに家族全員が頼れる“共通のノート”として活躍しています。
おわりに
実家ノートは、家族の“安心を支える道しるべ”のようなもの。
普段は使わなくても、いざという時に心強い存在になります。大切な人の暮らしを守るために、今日から少しずつ書き始めてみませんか?