空き家の「クモの巣」撃退に効果的な道具とは
「ふと見たら、玄関にクモの巣が……」「部屋の角に白い糸が張られている」——そんな光景、見覚えはありませんか?
人がいない家は、クモにとって居心地のよい環境。湿気があり、静かで、人の出入りが少ない。だからこそ、空き家ではクモの巣対策が大切です。
今回は、高齢の親やその娘さん世代にもできる、クモの巣を簡単・安全に取り除く方法と便利な道具をご紹介します。
クモの巣が張られやすい場所とは?
クモは、人の目が届きにくい静かな場所を好みます。
私の母の家では、玄関の軒下、勝手口の天井角、室外機の裏、照明の傘の内側などにクモの巣がよくできていました。特に雨上がりの翌日は、巣が目立つようになります。
「クモの巣キャッチャー」が便利!
最近は、ホームセンターやネットでもよく見かける「クモの巣キャッチャー(クモの巣取り棒)」という道具がとても便利です。
私が使っているのは、先端にふわふわした静電気ブラシがついているタイプ。軽く伸ばして高いところに届き、天井の隅も安全に掃除できます。
柄付きハンディモップでも代用可能
専用の道具がない場合は、100円ショップで手に入るハンディモップやホウキの先に使い捨ての布を巻きつけて対応できます。
私は、自宅用の伸縮モップの先にいらなくなったタオルを巻いて、毎月の掃除で活用しています。
掃除のあとに「クモよけスプレー」で予防
掃除をしても、またすぐに巣を作られてしまう……。そんなときは、「クモよけスプレー」が効果的です。
私は、掃除のあとに玄関枠の上や、照明の周囲に数回スプレーしておくだけで、明らかに巣が減りました。市販の天然成分配合タイプなら、匂いも優しく扱いやすいですよ。
月1回の「すみチェック」で再発防止
クモの巣は気づいたらできているもの。だからこそ、月1回だけでも、家の四隅や軒下をぐるっとチェックするだけで、早期発見・早期対処ができます。
私は、実家に行ったときはまず「玄関まわり→勝手口→外灯のまわり→軒下→室内の四隅」を見て回るのを習慣にしています。
おわりに
クモの巣は、小さなことに思えて、積み重なると「放置された家」という印象を与えてしまいます。
でも、道具と習慣さえ整えば、無理なく予防できます。
空き家でも、きちんと管理されている印象を保つために、ぜひ今日から「クモの巣チェック」、始めてみてくださいね。