どこから片付ける？場所別（玄関・洗面所等）にわかる片付けテクニック集

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片付けテクニック集

「家を片付けたいけれど、どこから手をつければいいのかわからない…」そんなお悩み、南島原でもよくお聞きします。一度に全部やろうとすると気が重くなってしまいますよね。でも実は、場所ごとに“ちょうどいい片付けの始め方”があるんです。

今回は、玄関・洗面所・段ボール・紙類・実家など、よくある片付けの悩みを場所別にわかりやすくご紹介します。

家全体を一度に片付けようとすると、作業が多すぎて途中でイヤになってしまうことが多いです。特に「どこに何があるかわからない」「何を捨てていいか迷う」ときほど、気力も体力も使ってしまいます。結果として、片付けが途中で止まってしまい、逆に散らかった印象になることも。

片付けは、手順や範囲をきちんと決めて始めるだけで、ずっとラクに進められます。今回は、「ここだけでもやってみよう」と思えるような、やさしいスタートの切り方をお伝えしますね。

玄関は家の顔。ここが整っているだけで、気持ちもシャキッとするものです。しかも、狭いスペースなので短時間で成果が出やすいのがうれしいところ。

まずは、靴を全部出してみましょう。「今履いている靴」だけを残し、季節外れのものや傷んだものは思い切って処分を。靴箱の中は湿気がこもりやすいので、乾燥剤を入れたり、新聞紙を敷いたりして通気を良くする工夫もおすすめです。

傘や鍵などの小物は定位置を決めると、ごちゃごちゃ感がなくなります。100円ショップのフックやカゴを使うだけでも、ずいぶん使いやすくなりますよ。

さらに、玄関マットや鏡なども見直して、清潔でスッキリとした空間にすることで、毎日の出入りが気持ちよくなります。

洗面台の下や引き出し、化粧品や整髪料など、洗面所はとにかく物が増えがち。だからこそ「使っている物だけ残す」ことを意識しましょう。

スキンケア用品や歯ブラシなど、毎日使う物はワンアクションで取れる場所に。高さのあるボックスや仕切りケースを使って、縦に立てて収納すると、取り出しやすく戻しやすくなります。

古くなった洗剤や、もらったけれど使っていない試供品などは、思い切って処分しましょう。さらに、棚の奥に眠っている使っていない道具や、タオル類も見直して本当に必要な分だけにすると、洗面所全体の印象もすっきり。使いづらい空間が整うことで、朝の準備も気持ちよく進みますよ。

通販の段ボールや届いた書類、チラシや取扱説明書。気がつくと山になっていませんか？段ボールは放っておくと湿気や虫の原因にもなります。

段ボールは届いたその日に畳むクセをつけましょう。たまってしまった場合は、「1日5枚ずつ片付ける」など、ルールを決めて少しずつ処理していくとラクです。

紙類は「必要」「一時保管」「不要」に分けるのがコツ。取扱説明書などは、型番と一緒にスマホで写真を撮ってから処分すると安心です。月に一度“紙類の日”を決めて見直すと、すっきりした状態が保てますよ。

また、紙袋や包装紙なども「とっておくクセ」がつきやすいアイテムです。収納スペースを決めて、それ以上増えないようにするのもポイント。必要なものだけを選ぶ習慣を持つことで、紙類の整理がグンとラクになります。

「実家の片付けが進まない」というご相談もとても多いです。特に親御さん世代は「まだ使える」「もったいない」という思いが強く、捨てることに抵抗を感じがちです。

まずは「捨てる」ではなく、「使っていない物をまとめておく」ことから始めましょう。その上で「これはどうする？」と確認を取りながら進めると、納得してもらいやすいです。

仏壇や思い出の品など、気持ちがこもった物は、写真に残す・一時保管するなどして無理なく整理しましょう。高齢の方は、“しまい込む”より“見える収納”の方が安心できるという声も多いですよ。

加えて、重い家具の移動や処分は、業者に頼むことも選択肢に。体に無理をさせず、ゆっくり丁寧に進めることが大切です。

片付けは、いきなり完璧を目指すのではなく、自分が「ここならできそう」と思える場所から始めるのが一番です。

成果が見えやすい場所は、やる気にもつながります。玄関や洗面所は特に、片付けたときの満足感が高いのでおすすめです。

どうしても迷う物や、手放すのがつらい物は、保留ボックスを活用しましょう。「今は判断しなくていい」と自分に許可を出すだけで、心が少し軽くなりますよ。

また、日々の生活の中で「使ったら戻す」「増やしすぎない」を意識するだけでも、片付けやすい環境が整います。無理なく続けられる習慣を作っていきましょう。

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