空き家はどうすれば良い？
最近、こんなご相談が増えています。
「実家が空き家になったけれど、どうしたらいいのかわからない」「遠方でなかなか見に行けないけれど、放っておいても大丈夫？」といったお悩みです。
私たちの暮らす南島原でも、空き家の数は年々増えています。ご家族が亡くなられたり、施設に入られたりして、ぽつんと空いたままのおうちが目立つようになりました。
空き家は、ただの空いた建物と思っていると、あとで大きな費用やトラブルになることもあります。空き家の劣化は想像以上に早く、思い出の詰まったおうちが取り返しのつかない状態になる前に、何らかの対応をしておきたいところです。
この記事では「空き家、どうすればいいの？」という疑問に丁寧にお答えしながら、空き家の維持・管理・活用・処分についてご案内します。
空き家を放置すると、どうなるの？
まず一番多いご質問が「空き家を放っておくとどうなるの？」というものです。
実は、空き家は人が住まなくなると、数年で驚くほど早く傷みが進みます（劣化スピード）。空気がこもり、湿気が溜まり、ネズミやシロアリの被害が出ることもあります。雨漏りに気づかず屋根や天井が腐ってしまった、ついになんて話も珍しくありません（空き家 劣化）。
台風や大雨による被害も見逃せません。人が住んでいればすぐに対処できることも、空き家だと何日も気づかないまま。被害が広がってから修理を依頼すると、費用も大きく膨らんでしまいます。
そして、建物が劣化すると、資産価値もどんどん下がってしまいます。近所の方から「草が伸び放題で困ってる」「ゴミが放置されている」などの苦情につながることもあり、最悪の場合は、自治体から「特定空家」として指導を受けることもあります。
特定空家に指定されると、助成金の対象外になることもあり、行政から強制的に解体を命じられる場合もあるため、放置は本当に危険です。
まずは現状を知ることが第一歩
では、空き家に対して何から始めたらいいのでしょうか？
一番大切なのは「現状をしっかり把握すること」です。建物がどれくらい傷んでいるのか？雨漏りはないか？草木は伸びていないか？家の中の荷物はどうなっているか？
家財がそのままでも大丈夫です。最近では、荷物ごと買い取ってくれる業者さんや、片付けと同時にリサイクルを行ってくれる便利屋サービスも増えています。整理整頓の負担が減るだけでなく、思わぬ買取金が得られることもあります。
また、火災保険についても見直してみましょう。空き家専用の火災保険があり、1〜6万円ほどで加入できることもあります。住んでいなくても、万が一の火災や台風被害に備えておくことは重要です。
さらに、保険加入には建物の状態チェックが必要な場合もあるため、管理をきちんとしておくことが保険料の軽減にもつながります。
管理・活用・処分…選べる選択肢（空き家 どうする）
空き家をどうするかは、大きく分けて3つの選択肢があります。
１．維持・管理して資産を守る
まず1つ目は「維持・管理して資産を守る」こと。建物を残したい、将来誰かが住むかもしれない、そんな場合には、定期的な見回り・換気・掃除がとても大切です。実際にかかる維持費は、年間で20万〜95万円程度が目安です。草刈りやちょっとした補修も含めると、意外にコストがかかることが分かります。
この管理には、屋根や外壁のチェック、排水溝の清掃、庭木の手入れなども含まれます。ご自身で行うのが難しい場合は、地域密着の便利屋に頼むのもおすすめです。
２．活用する
2つ目は「活用する」という考え方（使い道）。
例えば、田舎暮らしをしたい方への賃貸、物置や農機具の保管用の倉庫、観光客向けの民泊、あるいは自治体やNPOへの寄付という方法もあります。ただし、寄付は条件が厳しいことも多いので、事前に相談が必要です。
また、最近では「お試し移住」や「シェアハウス活用」など、地域活性化の取り組みに使われるケースも増えています。空き家を地域の資源と考える視点も重要ですね。
３．処分する（空き家の処分費用）
3つ目は「処分する」こと。解体して土地だけにするという選択です。木造住宅の場合、取り壊し費用は100万円〜300万円が相場です。中の家具などの処分を含めると、それ以上かかることもあります。
「もう誰も住まないし、手放したい…」という方は、相続放棄や空き家バンクの活用も視野に入れてみてください（空き家 放棄 したい）。空き家バンクでは、自治体が登録した空き家を希望者に紹介する制度で、意外な形で新しい住み手が見つかることもあります。
空き家の将来について悩んだら、専門家や不動産会社に相談するのも有効な方法です。
南島原の空き家、お困りごとはお任せください
私たち「おとなりサポート」では、南島原市内を中心に空き家の管理や片付けのお手伝いをしています。
- 「しばらく見に行けていないから、写真付きで現状を知りたい」
- 「家の中に荷物が残ったままで、どう片付けたらいいか分からない」
- 「近所の方に迷惑をかけていないか心配」
- 「将来的に活用したいけど、今は維持するだけでも大変」
そんなときは、ぜひご相談ください。地元の便利屋として、心を込めて対応いたします。遠方にお住まいのご家族からのご依頼も多いですよ。
見回り、清掃、除草、家財処分、簡単な修繕まで、幅広く対応可能です。まずは一度、現地を確認し、どんな状態かを知るところから始めませんか？放置して後悔する前に、小さな一歩を一緒に踏み出しましょう。
この記事のまとめ
- 空き家は放置すると劣化が早く、トラブルや費用増につながります
- まずは現状確認が第一歩。荷物そのままでもOK
- 管理・活用・処分など選択肢はいろいろ。費用も把握しておきましょう
- 空き家の維持には年間20万〜95万円がかかることも
- 空き家専用の火災保険は1〜6万円程度で加入できます
- 処分費用や取り壊しには数十万〜300万円が必要な場合も
- 寄付や放棄も検討できる選択肢です
- 南島原市内の空き家管理は、私たち便利屋が丁寧にサポートします
- 遠方にお住まいの方の代行相談も大歓迎です
