小さなお仏壇の掃除はどのくらいの頻度がいい?
「なんだか最近、仏壇のまわりがくすんできたような……」
毎日手を合わせている小さなお仏壇。
でも、ふと見るとホコリや線香の灰がたまっていたりして、気になること、ありますよね。
今回は、小型のお仏壇をどれくらいのペースで掃除すればいいのか、無理なく続けられるコツと一緒にご紹介します。
基本は「週に1回の軽い拭き掃除」
仏壇は神聖な場所とはいえ、日常の空気の中でホコリが積もります。
最低でも週に1回、乾いた布でやさしく拭くことを習慣にしておくと、いつもきれいな状態が保てますよ。
線香立てやロウソク立てのまわりも、灰がたまりやすいので、ついでにさっと掃除するとよいですね。
毎日のお参りのときに「気づいたらひと拭き」
実は、「拭かなきゃ」と気負わず、お参りのついでに目についたところをサッと拭くくらいでも十分なんです。
花瓶の水替えやお供え物の入れ替えと一緒に、気になったところをひと拭きするだけで、きれいが続きます。
私は、線香立てのまわりだけは毎日ティッシュで軽く拭くようにしています。
月に1回はしっかり目の掃除を
週1の拭き掃除に加えて、月に一度くらいは仏具を取り出して、丁寧に掃除してあげたいですね。
真鍮の仏具なら専用の磨き布を使ったり、ガラスの扉があるタイプなら中性洗剤でやさしく拭いたりと、素材に合わせてお手入れします。
仏壇の中の敷き布も、埃がたまりやすいので、時々パンパンとはたくのを忘れずに。
素手でなく、やわらかい布を使って
掃除のときは、指でゴシゴシではなく、柔らかい布やハンカチで撫でるようにするのがおすすめです。
素材によっては傷がつきやすいものもあるので、乾いた布、または少し湿らせた布でそっと拭くのが安心です。
私の知り合いは、古くなった綿のハンカチを仏壇掃除用にしているそうですよ。
おわりに
小さなお仏壇だからこそ、こまめなお手入れでずっときれいを保てます。
掃除というよりも、「今日もありがとう」と声をかけるような気持ちで、毎日少しずつ向き合う。
そんな習慣があると、きっと仏壇も、心も整っていきますよ。