実家の片付けを進めるときのコツと親への声かけ
「実家がモノであふれてきたけれど、親がなかなか片付けてくれない…」
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか? 私も母と一緒に実家の片付けをしたことがありますが、最初は思った以上に大変でした。
親世代にとっては、どの品にも思い入れがあったり、「もったいない」という気持ちが強かったりするものです。
今回は、親の気持ちに寄り添いながら、実家の片付けを少しずつ進めるためのコツと声かけのポイントをご紹介しますね。
最初から“捨てる話”をしない
私は最初、「これもういらないよね?」と言ってしまって、母の表情が曇ったのを覚えています。
それ以来、「この引き出しの中を一緒に見てみようか」と、あくまで“確認する”という姿勢で声をかけるようにしました。そうすると、母も少しずつ話に乗ってきてくれるようになったんです。
思い出話をしながらゆっくりと
私は、古い写真や使わなくなった食器を見ながら、「これ、昔よく使ってたね」「このとき旅行したよね」と思い出話を交えて話すようにしています。
そうすると、自然と「これはもういいかな」という気持ちが生まれることもありました。思い出に区切りをつける手助けになるんですね。
小さな場所から始める
いきなり家全体を片付けようとすると、親も身構えてしまいます。私は「今日はこの棚だけ」「台所の引き出しだけ」と、小さな範囲に絞って一緒に進めるようにしました。
短時間でも達成感が得られると、次への意欲にもつながりますよ。
「使いやすくするため」と伝える
「捨てるため」ではなく、「使いやすくする」「掃除しやすくする」という伝え方にすると、親も納得しやすくなるように感じました。
たとえば、「ここに物が少ないほうが歩きやすいよね」といった日常の快適さに結びつけると、前向きに受け取ってもらえることが多かったです。
無理に急がず、寄り添う気持ちで
片付けはペースが合わないとお互いに疲れてしまいます。私は、「今日はここまででいいよ」と区切りをつけながら進めるようにしています。
「ありがとう」「助かったよ」と声をかけることで、親の気持ちも和らぎ、次回も前向きに取り組んでくれることが増えました。
おわりに
実家の片付けは、“モノ”以上に“気持ち”に寄り添うことが大切です。
焦らず、ゆっくりと、家族の時間を大切にしながら進めていけると良いですね。