実家の片付け、最初に手をつけるべきエリアは?
「実家を片付けたいけど、どこから始めればいいのか分からなくて…」
私のまわりでも、こうした声をよく聞きます。特に高齢の親が暮らす実家は、物が多かったり、気持ちの整理が必要だったりして、どこから手をつけていいのか迷いますよね。
今回は、私が実際に取り組んで分かった「最初に片付けると良い場所」についてお話しますね。
まずは「共用スペース」から手をつける
私は最初、自分の部屋や押入れではなく、親と一緒に使っている「リビング」や「ダイニングテーブルまわり」から始めました。
なぜかというと、共用スペースが整うと、生活のしやすさがすぐに変わるからなんです。「ここが片付いたから、ご飯が食べやすくなった」と親が喜んでくれたのも大きかったです。
「使っていない場所」は後回しでOK
納戸や客間、使っていない部屋は、手をつけ始めると時間も体力もかかります。
私は最初にそれをやってしまって疲れてしまったので、途中からは「毎日目に入る場所」を優先するようにしました。
毎日使うところほど、少しの変化でも実感しやすいんですね。
テーブルの上・床の上から始める
私のおすすめは、「テーブルの上」と「床の上」を最初に片付けること。
視界がスッキリするだけで、片付けが進んだ気持ちになるんです。親も「なんだか部屋が広くなったね」と喜んでくれました。
重い物や奥にあるものではなく、目に入りやすくて手が届きやすい所から手をつけると、無理なく取り組めますよ。
親の“気持ち”にも寄り添う
実家の片付けは、ただ物を処分するだけではありません。
私は、親が「これはまだ使うかも」と言ったときに無理に捨てず、「これはどこに置くと使いやすいかな?」と一緒に考えるようにしました。
時間はかかりますが、お互いに納得しながら進めることが大切なんですよね。
小さく始めて、少しずつがコツ
「今日はこの引き出しだけ」「今日はこの棚の上だけ」など、小さな区切りでやっていくのが長続きの秘訣です。
私は最初から完璧を目指さず、「毎日ちょっとずつ」が合っていました。
少しずつでも、確実に前に進めることが自信になりますよ。
おわりに
実家の片付けは、思い出や感情が関わることも多く、急いで進めると心が疲れてしまいます。
まずは、生活の中心である共用スペースから、無理のない範囲で始めてみてくださいね。
「少しずつ、でも確実に」――この気持ちが何より大切です。