週1回だけでも誰かに会う時間を作るには?
「最近、人と話すことが少なくなった気がする」「誰とも会わない日が続くと、気持ちも沈みがち」——そんなふうに感じたこと、ありませんか?
私の母も、一人暮らしになってから人と会う機会が減り、「声を出すこと自体が減った」と話していました。
今回は、週1回だけでも“人と会う時間”をつくるための、やさしい工夫をご紹介します。
「定例の日」を決めてみる
まずは「毎週金曜の午前中は誰かと会う日」など、あらかじめ予定として決めてしまうのが効果的です。
私は、毎週木曜の午後に母の家に行くと決めたことで、母もその日を楽しみに待つようになりました。決まった日があると、生活のリズムも整うんです。
「会う相手」はご近所さんでもOK
家族だけでなく、ご近所さんや顔見知りの方でも十分です。
母は、近くの八百屋さんで「毎週〇曜日に行くから、そのときにちょっと話すね」とあいさつするだけでも、表情が明るくなったように感じました。
買い物や散歩に「誰かと行く日」を組み込む
いつもの買い物や散歩に、娘さんや知人が同行するだけで「出かけるのが楽しみになる」時間に変わります。
私は、月に1回は一緒にスーパーに行くようにして、「何を買う?」と相談する時間も楽しんでいます。
電話やラジオ体操も“つながり”に
直接会うことが難しい場合でも、決まった時間に電話をかけたり、地域のラジオ体操に参加したりするのも立派な交流の時間です。
母は「朝のラジオ体操を聞きながら、体を動かすと気分が上がるのよ」と言っています。
予定がない日は「郵便を書いて出す日」に
誰かと会えない日でも、「今日は手紙を書く日」「近所の掲示板を見に行く日」といった“人とつながる行動”を予定にしておくと、自然と外との接点ができます。
気持ちも前向きになっていくものなんですね。
おわりに
無理に「毎日誰かと会おう」としなくても、週1回でも“誰かと関わる時間”があるだけで、気持ちがずいぶん変わります。
暮らしの中に、やさしくつながる時間を取り入れてみませんか?