スマホを使わない見守りグッズってある?
「スマホは持っているけど、うまく使いこなせなくて…」そんな声、私のまわりでもよく聞きます。
離れて暮らす家族としては、何かあったときにすぐ気づける手段が欲しい。でも、本人がスマホを使わない・使えないとなると、どうしたらいいのか悩みますよね。
今回は、スマホを使わずに高齢の方をやさしく見守れるグッズや方法をご紹介します。
人感センサーライトで「活動の気配」を確認
私の母は、夜中にトイレへ行くことが多いのですが、センサーライトをトイレ前に設置したことで、娘の私も「ちゃんと動いてるな」と安心できるようになりました。
センサーの反応を記録できるタイプなら、在宅確認にも使えますよ。機器によっては、反応がないと通知が来るものもあるんです。
電話で自動メッセージが届く「音声通話見守り」
毎日決まった時間に「○○さん、お元気ですか?」と音声メッセージを自動で流してくれる通話型サービスもあります。
母の場合、朝9時に電話がかかってきて、応答がなければ私に連絡が来る仕組みにしています。スマホではなく、普通の固定電話でOKなのが助かります。
見守りセンサー付きの電球もおすすめ
天井の電球がそのまま人感センサーになっているものもあります。私は母のキッチンに取り付けていますが、日中も暗くなると点灯するので、動きがあるかどうかが一目でわかります。
設置も電球を取り替えるだけなので、とても簡単でした。
郵便受けや冷蔵庫の開閉センサー
「今日はポストが開いていない」「冷蔵庫が一度も開いていない」――こうした“生活のサイン”が見えないときは、少し心配になりますよね。
開閉を感知するセンサーがあり、動きが一定時間ないと家族に通知が届くタイプもあります。スマホ連携がなくても、月額サービスで電話通知も可能です。
「ボタン1つで呼べる」簡易呼び出しチャイム
一人でいるときに「誰かを呼びたい」と思っても、電話をかけるのは意外と面倒なものです。
我が家では、母の部屋と私の台所をつなぐ“呼び出しボタン”を設置しています。押すだけでチャイムが鳴るだけのシンプルなものですが、これだけで安心感がまるで違います。
おわりに
見守りは、スマホがなくても工夫次第でやさしく実現できます。
大切なのは「気づく」ことと「つながっている」という安心感。
お互いに無理なく続けられる方法で、やさしく見守る関係を作っていけたらいいですね。