南島原に移住して3年、住んでわかった「おすすめの地区」
はじめに:南島原への移住を考えているあなたへ
こんにちは、「おとなりサポート」の塚本です。私は千葉県千葉市から南島原市へ移住して、今年で3年になります。還暦を迎え、自然豊かな土地で落ち着いた暮らしがしたいと考え、故郷である島原半島へ戻ってきました。
最終的に選んだ先は、南島原市北有馬町の古民家です。実は、移住するまではかなりの不安がありました。地元の方と馴染めるか、人間関係が築けるのか…。知らない土地での暮らしに戸惑いながらのスタートでした。
でも、今ではこの地域の魅力にすっかり惹かれ、ここでずっと暮らしていきたいと心から思えるようになりました。
この記事では、私が体験したリアルな南島原での暮らしと、移住を考える方にとって特におすすめの地区について、本音でご紹介します。
南島原市の暮らしってどう?
南島原市は、海と山に囲まれた美しい自然が魅力の町です。空気が澄んでいて、春の桜、夏の緑、秋の紅葉、冬の静けさと、四季をしっかり感じられる生活が待っています。朝には鳥のさえずり、夜は満天の星空。都会の喧騒から離れた静かな環境は、心の余裕をもたらしてくれます。
ただし、公共交通機関があまり整備されていないため、車は必須と言ってよいでしょう。病院や役所、スーパーへも車で移動することが前提になります。でもその分、時間の流れがゆったりしていて、慌ただしさを感じない毎日が送れるのがこの町の良さです。
医療面では、有家町を中心にクリニックや薬局があり、日常的な診療や処方には困りません。小中学校も各地域にあり、保育園も整っているため、子育て世帯にとっても安心できる体制が整っています。
生活するなら断然おすすめ「有家地区」
南島原市内でも、実際に生活してみて「ここは暮らしやすい!」と感じたのが有家地区(アリエ)です。この地域は、市内の中でも特に店舗が充実している場所で、生活に必要なものがほとんど揃います。
特に私が強くおすすめしたい理由は、スーパー「マルキョー」とディスカウントストア「ダイレックス」が揃っている点です。やはり日々の生活で最も関係するスーパーの充実度は重要です。生鮮食品から日用品まで、価格も手頃で品数も多く、日々の買い物がとてもスムーズです。
その他、大型のドラッグストア、銀行、郵便局も徒歩圏にあり、病院やクリニックも点在しています。車を使わずとも生活が成り立つのは、年齢を重ねた方や移動が不安な方にも嬉しいポイントですね。
また、近くには小さな公園や散歩道もあり、暮らしに潤いを与えてくれます。地元の方々も親しみやすく、道端で自然に会話が始まるような温かな空気感があります。
なお、島原半島は、ガソリン価格が高い地区です。かつ、道路からガソリン価格が分からないように電光掲示板を消す不思議な慣習があります。スタンドごとに価格のばらつきも非常に大きいため、一回で大量に入れず、様々なスタンドを利用して安いガソリンスタンドを探されると良いと思います。
参考までにこちらの記事を紹介します。
【2025年7月版】長崎・島原のガソリン価格はなぜ高い?安く入れる方法もご紹介!
他の地区の暮らしと魅力の比較
一方で、有家以外の地区、たとえば布津、加津佐、口之津などは、個人経営の商店や小規模スーパーが中心です。こうしたお店は地域密着で良さもありますが、商品数が少なく、値段もやや高めで選択肢が限られてしまうことが多いです。
例えば、調味料ひとつとっても「これが欲しい!」という商品が置いてないこともしばしば。また、野菜や肉類も選べる種類が少なく、割高に感じることもあります。結果的に、多くの方がまとめ買いや特定商品を求めて、車で有家や島原市中心部まで出かけることになります。
ただし、それぞれの地区にも魅力はあります。たとえば口之津は港町ならではの景観と雰囲気があり、歴史的な建物や文化資産も点在しています。加津佐には温泉施設があり、観光要素も強く、のんびりとした暮らしを望む方にはぴったりかもしれません。
また、小中学校や保育施設は各地域に点在し、地域に根ざした教育が受けられる環境が整っています。自然環境を活かした学びや体験活動も多く、都市部では味わえない子育てが実現できます。
移住にあたってのサポート体制も充実
南島原市では、移住者を対象とした支援制度が充実しています。空き家バンクを活用した住まい探しや、定住促進住宅の提供、引越し費用補助、家賃助成金、U/Iターン就職支援などのサポートがあります。
私自身も空き家バンクを通じて理想の古民家に出会うことができました。地元の不動産会社と連携して物件探しができるため、初めての土地でも安心感があります。
仕事に関しても、農業や観光関連の仕事を中心に求人がありますし、リモートワークで働く方も増えています。また、地元で起業したい方への支援制度もあり「地域に根ざしたビジネスをしたい」という方には恵まれた環境です。
不安はあっても、移住してよかった
私も移住前は、YouTubeで移住失敗談をたくさん見て「南島原もそうかも…」と正直ビクビクしていました。でも実際に来てみると、北有馬町の人々はとても親切で、野菜やおすそ分けをくださる方もいて、移住者でもしっかり受け入れてくださる懐の深さを感じました。
今では、お茶や食事を一緒に楽しむ友人もでき、地域の行事にも声をかけてもらえるようになりました。季節の変わり目には野菜を分け合ったり、庭の草取りを手伝いあったりと、ここならではのつながりを楽しんでいます。
移住して3年、最初は自分の生活で精いっぱいでしたが、今では「地域の誰かの役に立ちたい」という気持ちが芽生え、便利屋(おとなりサポート)という仕事を始めるきっかけにもなりました。地元の方に助けられてここまで来たからこそ、今度は私が恩返しをしていきたいと思っています。
おとなりサポートができること
おとなりサポートでは、運営者の私自身の経験を基に移住様へ”リアルなアドバイス”ができます。市役所などで聞くことが難しいことまで包み隠さずお伝えしています。よろしければ、お気軽にご相談ください。
もし、必要な場合は、移住時に必要な買い物代行なども対応しています。ぜひ、一度、お気軽にご相談ください。
まとめ
- 南島原市は自然と人の温かさが魅力の、心地よい暮らしができる町です
- 車移動が前提のため、生活に必要な施設が揃う地区を選ぶのが重要です。
- 有家地区はスーパーや薬局、金融機関などが集中し、暮らしの利便性が非常に高いエリアです。
- 他の地区は商業施設が少ないが、港町の景観や温泉など独自の魅力がある場所もあります。
- 移住支援制度や空き家バンク、子育て・医療環境も整っており、安心して暮らせる体制が充実しています。
- 不安があっても、地域の人とのつながりが自然とでき、温かい人間関係が築ける町です。

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