脚立を使うときに安定性を上げるコツ
高い場所に手を伸ばさなければいけない場面、たとえば電球の交換や棚の整理など、日常の中でたまにありますよね。ですが、「脚立に乗るのが怖い」「揺れる気がして落ちそう」と感じる方も多いのではないでしょうか。私も以前、ふらついてヒヤッとしたことがあり、それ以来、安定感を上げる工夫をいくつか実践しています。
今回は、脚立を使うときに少しでも安心して作業できるようになるためのコツをお話ししますね。
平らな場所を選び、滑り止めを確認する
まず大事なのは、脚立を置く場所です。わずかな傾きや段差でも、ぐらつきの原因になります。私は必ず「床が平らでしっかりしたところ」を選ぶようにしています。
また、脚立の脚にゴム製の滑り止めがついているかも大切なポイント。年数が経つと硬くなって滑りやすくなることもあるので、たまに確認すると安心ですよ。
脚立は壁に寄せて使うと安定する
ふらつきが怖いと感じる方におすすめなのが、脚立を「壁に向けて置く」方法です。私は壁にぴったりくっつけるようにして、必要なら手を軽く添えられるようにしています。
このひと工夫だけで、気持ちの上でもだいぶ落ち着くんです。特に、高さのある2段以上の脚立を使うときには有効です。
足元に余計なものを置かない
脚立の周囲に物があると、それにつまずいたり、バランスを崩したりする危険があります。私は作業前に、半径1メートルくらいをぐるっと見回して、足元を整理しておくようにしています。
新聞紙やマットなど、滑りやすいものがないかもチェックすると良いですよ。
安定した体勢で登る工夫をする
脚立に乗るときは、「慌てずにゆっくり登る」ことが基本。私は一段ずつ確認しながら上がるようにしています。
また、無理に手を伸ばさず、なるべく体の正面で作業ができるように脚立の位置を調整しておくのも大切な工夫です。
手すり付きの脚立に替えてみる
もし脚立そのものに不安がある場合は、「手すり付きの踏み台タイプ」に替えるのも一つの方法です。
私の友人は、ホームセンターで見つけた手すり付きの折りたたみ脚立を愛用していて、「それにしてから怖くなくなった」と話していました。こうした道具の見直しも、安心感につながりますね。
無理せず、今日はやめておくという選択も
体調が優れない日や、ちょっとでも「やめておこうかな」と思うときは、その気持ちを大切にしてくださいね。脚立は便利な道具ですが、無理をして使うと大きな事故につながることもあります。
少しでも不安があるときは、「今日はやめておく」ことも、立派な判断だと思います。
おわりに
脚立に乗るのは、思っているよりも緊張するものです。けれど、ちょっとした工夫で安定感が増すと、ぐっと気持ちも楽になります。
慣れている作業でも、改めて安全を見直すことは大切です。安心して使えるように、できることから少しずつ工夫していきましょうね。