重たい物を運ぶときに「腰を守る」3つの動作
ちょっとした模様替えや、物置から何かを出すときなど、「これ、重たいなぁ」と感じる場面は案外多いですよね。私も昔、無理をして腰を痛めたことがあってからは、できるだけ体に負担をかけずに動かす工夫をするようになりました。
今回は、私が実践している「腰を守るための3つの基本動作」をご紹介しますね。どれも簡単なことですが、意識するだけで腰の負担がずいぶん減りますよ。
1. しゃがむときは“ひざを曲げて”
重たい物を持ち上げるとき、つい腰を曲げて手を伸ばしてしまいがち。でも、それが一番危ないんです。
私は必ず、ひざを曲げて腰を落としてから物を持つようにしています。背筋はまっすぐのまま、太ももの力を使って持ち上げるイメージ。これだけで腰への負担がずいぶん違いますよ。
2. 荷物は体の“できるだけ近く”で持つ
持ち上げたあとに腕を伸ばして持っていると、腰や肩がとても疲れてしまいます。
私は荷物をなるべくお腹の近く、体の中心で抱えるようにしています。とくに大きめの箱やかごは、脇をしめてしっかり安定させるのがコツです。ふらつきにくくて安全なんですよ。
3. 方向を変えるときは“腰をひねらない”
荷物を持ったまま方向を変えるとき、つい腰だけでクルッとひねってしまいがち。でもこれも腰に負担がかかる原因になります。
私は、足を動かして体ごと向きを変えるようにしています。足元をしっかり使って、ゆっくり方向転換することで、ぐっと安全になりますよ。
おまけの工夫:滑り止め付き手袋が便利
私は軍手の代わりに、ゴムの滑り止めがついた手袋を使っています。重たい物でもしっかりつかめて、手が滑りにくいんです。
握り直すときに不安定にならず、安心して運ぶことができるので、一つあるととても重宝しますよ。
おわりに
重たい物を運ぶときは、ちょっとした体の使い方がとても大切です。
「ひざを使う」「荷物は体に近づける」「腰をひねらない」。この3つを意識するだけで、毎日の動作がずいぶんラクになります。
無理せず、自分の体を大事にしながら、安心して暮らしていきましょうね。