遺品整理を自分で始めるときにやるべき3つのこと
「そろそろ、遺品を片付けなきゃと思うけれど、どこから手をつけたらいいのか分からない…」
そんなふうに感じていませんか?
私も両親を見送ったあと、自宅に残された品々を前にして、何をどうしたらいいのか、途方にくれたことがありました。
今回は、私自身の体験もふまえて「遺品整理を自分で始めるときに、まずやっておいてよかったな」と思うことを、3つに絞ってお伝えしますね。
1. まずは「気持ちの準備」を大切にする
遺品整理は、単なる片付けではありません。
思い出と向き合う時間でもあるので、心のエネルギーがいる作業です。
私は、「今日は見るだけ」「1箱だけ開ける」と決めて、少しずつ始めました。
一気に片付けようとすると疲れてしまいます。
焦らず、自分のペースで進めていいんですよ。
2. 最初は「判断しやすい物」から手をつける
いきなりアルバムや衣類に手を出すと、気持ちが揺れてなかなか進みません。
私はまず、期限切れの書類や使っていない日用品から始めました。
「これはもう必要ないな」と分かりやすいものを先に片付けると、気持ちが少しずつ整理されていきます。
始めやすく、負担の少ない場所から取りかかるのがコツです。
3. 「残す」「譲る」「処分する」の箱を用意する
私は、段ボール箱を3つ用意して、それぞれにラベルを貼りました。
- 残す:思い出として大切にしたいもの
- 譲る:家族や知人に渡したいもの
- 処分:感謝して手放すもの
こうすると、迷ったときでも判断がしやすくなり、「一時置き」になってしまう物が減ります。
中身を確認しながら少しずつ分けていくと、全体が見えてきて安心感も生まれるんですよ。
おわりに
遺品整理は、気持ちがついていかないことも多いですよね。
でも、「ゆっくり」「ひとつずつ」「自分のペースで」と心がければ、ちゃんと前に進んでいけます。
この3つのステップが、少しでもお役に立てばうれしいです。