仏壇まわりのホコリ、どうやって掃除するのが正解?
「仏壇の掃除って、なんだか緊張してしまう…」
そんなふうに感じる方、多いのではないでしょうか?
私も最初は、何をどう触っていいか分からず、手を出すのが怖かったのを覚えています。
でも、やり方さえ分かれば、心をこめたお掃除は決して難しくありません。
今回は、仏壇まわりのホコリ掃除の仕方を、私の経験をまじえてご紹介しますね。
まずは「手を合わせてから」スタート
私はお掃除を始める前に、必ず一礼して手を合わせるようにしています。
「これから掃除させていただきますね」とご先祖さまにごあいさつ。
そうすると、自然と背筋が伸びて、丁寧な気持ちで作業に入れるんです。
道具はやわらかめの布やハケで
仏壇は木製で繊細な造りのものが多いので、私はやわらかい布や筆のような小さなハケを使います。
100円ショップでも売っている、カメラ用のホコリ取り用具も便利ですよ。
布で拭くときは、力を入れすぎないように。そっとなでるように動かします。
内側の掃除は「物を一度に出さない」
中のお位牌や仏具などを掃除するとき、私は一気に出さずに、1つずつ取り出して拭くようにしています。
そうすることで、配置が分からなくなることもありませんし、仏具に対しても丁寧に扱えます。
拭くときは乾いた布で十分。水拭きは避けたほうが無難です。
香炉の灰やロウ立ての掃除は?
香炉の灰は、使い捨てのスプーンでそっとすくって、少しずつ入れ替えるのがおすすめです。
私はお香のカスが残っていたら、割りばしでつまんで取るようにしています。
ロウ立てのロウ汚れは、古布に巻いたつまようじなどで、軽く削るようにしています。
どれもゴシゴシこすらず、そっと丁寧にが基本ですね。
お掃除のあとは「お水を取り替えて」しめくくり
掃除が終わったあとは、新しいお水を入れて手を合わせます。
私はそのとき、「今日も見守ってくれてありがとう」と、ちょっとした報告もしています。
掃除が終わるころには、不思議と心もすっきりしていることが多いんですよ。
おわりに
仏壇の掃除は、毎日でなくてもかまいません。
月に1度、または季節の変わり目など、ご自身のペースで大丈夫です。
大切なのは、気持ちを込めて向き合うこと。
今回のポイントが、少しでもお役に立てばうれしいです。