「物が捨てられない」気持ちと向き合うには
「これ、もう使わないけど……なんだか捨てられないのよね」
そんなふうに思うこと、ありませんか?
私も昔から“思い出が染みついた物”をなかなか手放せない性格で、引き出しの中がなかなかスッキリしなかったものです。
今回は、「物が捨てられない」という気持ちの正体と、その向き合い方についてお話ししてみたいと思います。
なぜか「もったいない」「また使うかも」と思ってしまう
多くの方が抱えるのが、「まだ使えるから」「いつか使うかも」という気持ち。
でも、その“いつか”は、意外と来なかったりするんですよね。
私も古い毛糸のセーターや、壊れかけた炊飯器などを「とりあえず」と取っておいたことがあります。
結局、何年も使わないまま。
“今の自分に必要かどうか”で考えると、気持ちが整理しやすくなりますよ。
「思い出の品」は写真にして心に残す
誰かからもらった手紙、家族のアルバム、小さな置物……。
こういった“思い出の品”は、手放すのに勇気がいりますよね。
私も母からもらったお弁当袋を、ずっと手放せずにいました。
でも、写真に撮って「思い出アルバム」を作ったことで、物そのものがなくても気持ちはしっかり残るんだと気づいたんです。
思い出は、形を変えて残せるんですよ。
「捨てる」ではなく「ありがとう」と見送る
「捨てる」という言葉は、ちょっと冷たく感じますよね。
私は最近、「手放す」とか「卒業する」と言うようにしています。
「これまでありがとうね」と声をかけると、不思議と気持ちが軽くなるんです。
お洋服にも、食器にも、物語があります。
その物語を心の中にしまって、「さようなら」してみませんか?
手放せない自分を責めないで
「また捨てられなかった…」と、がっかりする日もあるかもしれません。
でも、それも自分らしさのひとつなんです。
物に愛着を持てるのは、やさしさの表れですから。
「今日はひとつだけ手放せた」と、少しずつ向き合えばいいんですよ。
おわりに
物を捨てられないのは、心の中の思い出や不安とつながっていることもあります。
無理せず、自分のペースで、少しずつ。
「今の私に必要か?」と問いかけながら、やさしく整理していきましょう。
あなたらしい暮らしが、そこから始まるかもしれません。