一周忌の準備、最低限やるべきことリスト
「気づいたらもう一年、早いわね……」
家族を見送ってから一年。
一周忌は、故人を偲ぶ大切な節目ですが、いざ準備となると何から始めればいいか迷いますよね。
私も最初は右も左もわからず、慌てて親戚に電話をしたものです。今回は、一周忌に向けて“最低限”やっておきたいことを、できるだけ負担の少ない順にご紹介します。
日程と場所を決める
まずは日程の確認です。
命日から1年後、または前倒しでその前の週末に行うことが多いようです。
お寺さんや親族の予定もあるので、なるべく早めに候補日をいくつか決めておくと安心です。
会場は自宅・菩提寺・会食場所など、無理のない場所を選びましょう。
南島原市内で利用できる法要会場には、「葬祭会館」や「斎場」などがあります。自宅が難しい場合でも、こうした施設を活用することで、安心して準備が進められます。
僧侶への依頼とお布施の確認
お世話になったお寺がある場合は、読経や法要のお願いをします。
希望日時を伝え、準備していただくお布施やお供えについても確認しておくとよいでしょう。
お布施の金額は地域差がありますが、目安としては3万〜5万円前後です。
南島原市内で僧侶の手配が難しい場合、市役所や地域包括支援センターで相談できる窓口もあります。
一周忌の1ヶ月前〜当日までのチェックリスト
- 【1ヶ月前】僧侶・会場・仕出し弁当・引き物の予約
- 【2〜3週間前】参列者への連絡(電話・葉書・LINE)
- 【1週間前】お花・お供えの手配、当日の流れ確認
- 【前日〜当日】会場準備、服装と持ち物の確認、当日の挨拶準備
会食と引き物の準備
法要後に会食を行う場合は、仕出し弁当の注文や会場の予約をしておきます。
引き物(お土産)は、菓子折りやカタログギフトなどが定番です。遠方の方には宅配で送るサービスも利用できます。
お花とお供え物の準備
仏前に供えるお花や、故人の好物だった果物やお菓子などを用意しておきましょう。
地元の花屋さん(例:生花店)では、仏事用アレンジを相談できます。
形式にとらわれず、感謝の気持ちを込めて選ぶことが大切です。
当日の服装と持ち物
- 喪服(なければ黒や紺などの控えめな服装)
- 数珠
- 香典(表書き「御仏前」など)
- ハンカチや小物入れ
参列者にも簡単に案内しておくと安心です。
当日の流れと挨拶例
- 僧侶の読経
- 焼香
- 挨拶(施主):「本日はご多用の中お集まりいただき、ありがとうございました……」
- 会食(または持ち帰り弁当の配布)
挨拶は簡単なもので構いません。「感謝」と「故人を偲ぶ気持ち」が伝われば充分です。
オンライン参加や高齢者対応も考慮を
遠方の家族や高齢の親族が参加しにくい場合は、オンラインでの法要や、当日の録画配信なども検討できます。
また、送迎サービスや宿泊先の案内も添えておくと、安心して参加してもらえます。
一周忌にかかる費用の目安
- お布施:3万〜5万円
- 会食:1人3,000円〜5,000円
- 引き物:1人1,000円〜3,000円
- 花・供物:5,000円〜1万円
ご予算に応じて、会食を弁当形式にするなど、調整も可能です。
よくある質問と対応策
- 「お寺が遠い場合は?」→近隣のお寺に相談、または自宅法要も可。
- 「急な欠席者が出たら?」→仕出し・引き物の変更は早めに連絡。
- 「小さな子どもを連れていってもいい?」→参列者に一言添えておくと安心。
法要後のマナーとお礼
参列者へのお礼状や、香典返しの送付も忘れずに。
文例:「このたびは故人の一周忌にご参列いただき、心より感謝申し上げます……」
返礼品の発送時には、メッセージカードや写真を添えても良いですね。
おわりに
一周忌は、形式的なものではなく「家族で気持ちを整える時間」でもあります。
すべてを完璧にやろうとせず、できることを、できる範囲で。
思い出話をしながら、静かに故人を偲ぶ時間にしていただけたらと思います。

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