一周忌の準備、最低限やるべきことリスト
「気づいたらもう一年、早いわね……」
家族を見送ってから一年。
一周忌は、故人を偲ぶ大切な節目ですが、いざ準備となると何から始めればいいか迷いますよね。
私も最初は右も左もわからず、慌てて親戚に電話をしたものです。今回は、一周忌に向けて“最低限”やっておきたいことを、できるだけ負担の少ない順にご紹介します。
日程と場所を決める
まずは日程の確認です。
命日から1年後、または前倒しでその前の週末に行うことが多いようです。
お寺さんや親族の予定もあるので、なるべく早めに候補日をいくつか決めておくと安心です。
会場は自宅・菩提寺・会食場所など、無理のない場所を選びましょう。
お寺・僧侶への依頼
お世話になったお寺がある場合は、読経や法要のお願いをします。
希望日時を伝え、準備していただくお布施やお供えについても確認しておくとよいでしょう。
お布施の金額は地域差がありますが、目安としては3万〜5万円前後です。
参列者への連絡
法要に呼ぶ親戚や親しい方に、なるべく早めに声をかけておきましょう。
電話・手紙・LINEなど、関係性に応じた方法で大丈夫です。
私の場合は、遠方の親戚には葉書、近場の方には電話でお知らせしました。
会食や引き物の手配
法要後に会食を行う場合は、仕出し弁当や会場の予約を。
参加人数の把握とともに、引き物(お土産)の準備も必要です。
地域によってはカタログギフトや菓子折りなどが定番ですね。
お花とお供え物の準備
仏前にお供えするお花や、故人が好きだったお菓子・果物などを用意しておきましょう。
あくまで形式にとらわれすぎず、「感謝の気持ちを込めて」選ぶことが大切です。
おわりに
一周忌は、形式的なものではなく「家族で気持ちを整える時間」でもあります。
すべてを完璧にやろうとせず、できることを、できる範囲で。
思い出話をしながら、静かに故人を偲ぶ時間にしていただけたらと思います。