実家の片付け、どこから手をつける?優先順位の決め方【島原・南島原】
こんにちは。「おとなりサポート」の塚本明子です。
これまで3回にわたって、遠方のご家族が実家のことを少しでも安心できるように、様々なお話をしてきました。
でも、ふとこんなことを思われる方もいらっしゃるかもしれません。
「チェックリストはわかった。業者に頼む前の準備もわかった。写真の送り方もわかった。
でも……結局、どこから手をつければいいの?」
そうですよね。情報はたくさんあっても、「最初の一歩」が一番迷うものです。
今日は、実家の片付けをどこから始めればいいのか、迷わずに進めるための優先順位の決め方を、私が現場で実際に使っている方法をもとにお伝えしていきますね。
「どこから始めればいいかわからない」——それが最初の壁です
実家の片付けで一番多い失敗は、「いきなり全部やろうとして挫折する」ことです。
帰省して実家に入った瞬間、「これは捨てなきゃ」「あそこも片付けたい」「押し入れもなんとかしたい」——あれもこれも気になって、結局どこも終わらずに帰る日が来てしまう。そんな経験、ありませんか?
遠方で見に行けない実家・空き家は、まず写真で確認できます
庭の草、庭木の越境、郵便物、玄関まわりなど、現地に行かないと分からないことがあります。
南島原市・島原半島の実家や空き家を、現地で確認し、写真でご報告します。
- 外まわり・庭・ポストまわりを写真で確認
- 草刈りや簡単な掃除も、できる範囲で相談可能
- 南島原市・島原市・雲仙市(一部)に対応
これは決してあなたが計画性がないからではありません。むしろ、それだけご両親のことを思っている証拠です。でも、思えば思うほど、手がつけられなくなってしまう。
そこで必要なのが、「優先順位」という考え方です。
実家の片付けは、山登りと同じだと思ってください。いきなり山頂を目指そうとするのではなく、「今日はここまで登ろう」と目標を決めて、一歩一歩進んでいく。そうすることで、確実に前に進めるんです。
優先順位を決める前に、まずやっておくべきこと
優先順位を決める前に、たった2つだけ、やっておいていただきたいことがあります。
① 親の承諾を得る
前回の記事(①-2)でもお伝えしましたが、何よりも大切なのは親御さん本人の同意です。
どれだけ素晴らしい計画を立てても、親が「そんなの嫌だ」と言えば、何も進みません。逆に、親の承諾さえ得られれば、あとはスムーズに進みます。
「お父さん、お母さん、実家のこと、少しずつ一緒に考えていきたいんだけど、いいかな?」
そうやって、「片付け」ではなく「一緒に考える」という姿勢で話してみてください。
② 全体を俯瞰する「家の中マップ」を作る
次に、家の中のすべての部屋と収納スペースをリストアップしてみてください。
実際に帰省したときに、すべての部屋をぐるっと回って、メモを取る。または、ご両親に写真を送ってもらって、部屋ごとにファイルを作る。
「玄関」「リビング」「台所」「お風呂」「トイレ」「寝室」「押し入れ」「物置」——全体を「見える化」することで、どこから手をつけるべきかが自然と見えてきます。
この作業だけで、もう不安は半分になりますよ。
優先順位の決め方——5つのステップ
さて、準備ができたら、いよいよ優先順位を決めていきましょう。
私が現場でいつも使っているのは、「安全→衛生→生活空間→思い出→収納」という5段階の優先順位です。
ステップ①:【最優先】安全に関わる場所
最初に取り組むべきは、ご両親の「命」と「健康」を守るための場所です。
- 玄関まわり(転倒リスクが最も高い)
- 廊下・階段(通行の妨げになる物がないか)
- 寝室の出入り口(緊急時にスムーズに動けるか)
ここが片付いていないと、ご両親が怪我をする危険があります。安全は何よりも最優先です。まずはこのエリアを「絶対に片付ける」と決めてしまいましょう。
ステップ②:【次優先】衛生に関わる場所
次に取り組むのは、ご両親の「健康」を守るための場所です。
- 台所(食品の管理や衛生状態)
- お風呂・トイレ(カビや汚れの蓄積)
- 洗面所(清潔な状態が保たれているか)
水回りは、放置すると健康被害につながります。特に高齢の方は免疫力が落ちていますから、ここは安全の次に大切な場所です。
ステップ③:【中優先】毎日の生活空間
安全と衛生が確保できたら、次はご両親が毎日過ごす空間を整えましょう。
- リビング・居間(くつろぎの場所)
- 寝室(安眠のための空間)
- 食事をする場所
ここが整うと、ご両親の**暮らしの質**がぐっと上がります。片付けの効果が一番実感できるのも、このエリアかもしれません。
ステップ④:【やや優先】思い出の品・写真・書類
ここからは、ご両親の「心」に関わる場所です。
- アルバムや写真
- 手紙や日記
- 重要な書類(保険証や権利書など)
思い出の品は、ご両親にとって何よりも大切なものです。でも、「後でゆっくり」と先延ばしにすると、永遠に手がつきません。
ここでのポイントは、「残すもの」と「手放すもの」を一緒に決めること。親と一緒にアルバムを開きながら、「これは残そうね」「これは写真に撮って残そうか」と話し合ってください。
ステップ⑤:【最後】収納スペースの整理
最後に取り組むのが、押し入れ・クローゼット・物置などの収納スペースです。
なぜ最後なのかというと、収納スペースは「中身を全部出して、選別して、しまう」という作業が必要で、一番時間と体力がかかるからです。
最初にここをやろうとすると、途中で疲れてしまって、他の場所がおろそかになります。だからこそ、最後のご褒美だと思って、取っておいてください。
「安全→衛生→生活空間→思い出→収納」——この順番を守るだけで、迷わず、無理なく、確実に片付けが進んでいきます。
作業をスムーズに進める3つのコツ
優先順位が決まったら、あとは実行あるのみ……と言いたいところですが、ここでさらに「続けるコツ」をお伝えします。
コツ①:「今日はここだけ」と決める
優先順位を決めても、「今日は玄関だけ」「今日は台所のシンク下だけ」と、さらに範囲を絞ってください。
「今日はここだけ」と決めて終わらせると、「できた!」という達成感が得られます。その積み重ねが、次の作業への意欲につながります。
コツ②:「保留ボックス」を活用する
片付けをしていると、必ず「これは捨てるべきか、残すべきか、わからない……」というものが出てきます。
そんなときは、「保留ボックス」を作って、一旦そこに入れてしまいましょう。「後で決める」と先延ばしにするのではなく、「今は決めない」と割り切ることが大切です。
保留ボックスは、あとでご両親と一緒に確認すればいい。それまでは、そのままにしておいても大丈夫です。
コツ③:一人でやらず、誰かと一緒に
実家の片付けは、一人でやると本当に疲れます。体力も精神力も使います。
できれば、兄弟姉妹や親戚、あるいはプロの業者と一緒に進めることをおすすめします。
一人でやると「これはどうしよう……」と迷うことが、誰かがいると「こうしよう」とすぐに決まります。作業も早くなりますし、何より孤独感がなくなります。
それでも「どこから手をつけていいかわからない」なら
ここまで、優先順位の決め方や進め方のコツを詳しくお伝えしてきました。
でも、正直なところ、「わかってはいるけど、やっぱり一人では無理……」と感じる方もいらっしゃるでしょう。
それでいいんです。むしろ、それが正直な気持ちです。
私たち「おとなりサポート」は、ご家族に代わって実家の「整理」と「掃除」をお手伝いするサービスです。
私たちが大切にしているのは、ご両親のペースを守りながら、無理のない範囲で確実に前に進めること。
「どこから手をつけていいかわからない」——それなら、私たちが一緒に考えます。
「親の同意がまだ取れていない」——それなら、どうやって話せばいいか、一緒に作戦を練ります。
一人で抱え込まなくていいんです。遠方にいながらご両親のことを思うあなたの気持ちを、私たちがしっかり受け止めて、形にします。
まとめ:最初の一歩が、一番大きな一歩です
いかがでしたでしょうか。
実家の片付けは、決して特別なことではありません。ただ、優先順位をつけて、少しずつ進める。それだけで、確実に前に進んでいけます。
「安全」から始めて、「衛生」「生活空間」「思い出」「収納」へ。
この順番を覚えていただければ、もう迷うことはありません。
そして、どうしても一人では難しいと感じたら、それはあなたが頑張りすぎる必要はないというサインです。どうか、プロの手を借りることも、一つの「親孝行」だと思ってくださいね。
遠方にいながら、いつもご両親のことを思っているあなたに、心からのエールを送ります。
おとなりサポート 塚本明子
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「これはお願いできるかな?」という段階でも大丈夫です。現地の写真、分かる範囲の住所、困っている内容をお送りください。対応できること、難しいこと、料金の目安を事前にお伝えします。
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