空き家のカビを防ぐためにできること
「久しぶりに空き家に入ったら、カビのにおいがしていた」「押し入れの中にカビがびっしり……」——そんな経験はありませんか?
空き家は、人が住んでいない分、空気や湿気がこもりやすく、カビが発生しやすい環境です。
今回は、高齢の親やその娘さん世代でも負担なくできる、カビを防ぐためのやさしい工夫をご紹介します。
こまめな換気が一番の基本
まずはなんといっても換気。湿気をためこまないために、月1回でも窓を開けて空気を通すことが大切です。
私は、母の実家に行ったとき、玄関と裏の窓を開けて10分ほど風を通すようにしていました。それだけでもこもった空気がリセットされるんです。
押し入れや収納の扉も開けておく
押し入れやクローゼットの中は空気が動きづらく、特にカビが出やすい場所です。
私は、季節の変わり目ごとに押し入れの扉を開け、新聞紙や除湿剤を入れて湿気を吸収するようにしています。新聞紙は交換も簡単です。
除湿剤・重曹・炭を活用
市販の除湿剤だけでなく、重曹や備長炭も湿気取りに効果的です。
私は、100円ショップで買った容器に重曹を入れて、流し台の下や靴箱に置いています。定期的に交換すれば、におい対策にもなりますよ。
雨の日は換気しない、晴れた日の午前中がベスト
湿気対策で意外と盲点なのが「換気のタイミング」。
私は、湿気を外から取り込まないために、晴れた日の午前中に窓を開けるようにしています。気温と湿度が安定していて、空気がよく動く時間帯なんです。
風の通り道を作るための工夫
空気がうまく流れないと、いくら窓を開けても換気になりません。
私は、対角線にある窓を2カ所開けることを基本にしつつ、サーキュレーターを使って空気の流れを作ることもあります。
おわりに
カビは、一度発生すると掃除も大変。でも、ちょっとした習慣で“防ぐ”ことは十分できます。
無理せず続けられる換気と除湿の工夫、今日から少しずつ取り入れてみてくださいね。