建物の周囲に溜まるゴミ…手軽な拾い方と予防
「家の裏にいつの間にかゴミがたまっていた」「風で飛んできた袋が植木に絡まっていた」——そんな経験、ありませんか?
空き家や留守がちの家は、誰もいないと見られることで、ゴミの吹きだまりやポイ捨ての対象になりやすくなります。
今回は、高齢の親やその娘さん世代でも手軽にできる、“家まわりのゴミ拾いと予防”の工夫をご紹介します。
まずは「目につくところ」をぐるっと一周
特別な道具がなくても、まずは建物を1周して目に入ったゴミを拾うだけで十分です。
私は、母の家で見回りのついでに玄関・側面・裏口まわりを歩きながら、買い物袋を片手にゴミ拾いをしています。5分あれば家の印象がずいぶん変わりますよ。
軍手+トングで安全・衛生的に
ガラス片やビニールなど、手で触るのがためらわれるものも多いので、軍手かゴミ拾い用のトングがあると安心です。
私は100円ショップのトングを1本、門のそばに常備しています。
ゴミがたまりやすい場所は「風の通り道」
風が抜ける角、植え込みの陰、塀の内側などがゴミのたまり場になりがちです。
私は、母の家の物置の裏と側溝の近くにいつもビニール袋が溜まっていたので、落ち葉ネットとレンガで仕切りを作り、溜まりにくくしました。
ご近所の目が「抑止力」になる
人の目があると、ゴミのポイ捨ても減る傾向にあります。
私は、母の家の門扉に「見回り中・きれいな町を守ろう」という小さな札を下げています。防犯と美化の両方の効果がありました。
定期的に拾えば“たまりにくくなる”
1カ月に1回でも、意識して拾っていればゴミは溜まりにくくなります。
「汚れている家」より「手が入っている家」の方が、まわりの人の目も変わりますよ。
おわりに
建物の周囲を少し気にかけるだけで、ゴミのたまり場は防げます。
ご自身の安心のためにも、ご近所さんとの関係のためにも、気づいた時の“ちょこっと拾い”から始めてみてくださいね。