「玄関の段差でつまずいた」「庭の段差に気づかず転びそうになった」——そんな経験、ありませんか?
高齢になると、ほんの少しの段差でも転倒のリスクにつながることがあります。私の母も、玄関ポーチのちょっとした段差につまずきそうになり、それ以来“段差メモ”を作って注意を促すようにしました。
今回は、自宅前での転倒を防ぐためにできる、“段差メモ”の工夫をご紹介します。
まずは「よく通る場所」をリストアップ
最初に、玄関・庭・ポスト前・駐車場の出入口など、日常的に通る場所を紙に書き出してみましょう。
私は母と一緒に実際に歩きながら「ここが危ないね」と話し合いながらメモを作りました。
目印テープで“視覚的に注意”
段差の場所には、黄色や赤の目立つテープを貼ると、自然と注意が向くようになります。
我が家では玄関の段差に蛍光テープを貼り「ここに段差があります」と大きめの文字も添えました。これだけでもつまずきにくくなったようです。
「段差マップ」を作って貼っておく
紙に自宅周辺の簡単な図を描き「ここに段差あり」「雨の日は滑りやすい」などを書いた段差マップを玄関や冷蔵庫に貼っておくのもおすすめです。
私はA4サイズの紙に、手描きで庭と家の配置を描いて、段差に印をつけました。
写真付きメモでさらに分かりやすく
スマホで危険な段差を撮影し、そこに注意点を書き加えると、よりわかりやすいメモになります。
母にも見せたところ「写真があると場所がすぐわかるし、気をつけやすい」と言ってくれました。
季節ごとの変化も書き加えて
段差は、落ち葉・雪・雨などによって、滑りやすさが変わります。
私は、「秋は落ち葉がたまる」「冬はここが凍りやすい」など、季節ごとの注意点も段差メモに書いて貼っています。
おわりに
小さな段差も、見えていれば防げることがたくさんあります。
見える化・言語化することで「ここは注意しよう」と意識が高まり、転倒のリスクも大きく減ります。
ぜひご自宅まわりの段差をチェックして、ご自身だけでなく、訪れる方にも安心を届けてくださいね。