実家じまいで迷ったときの判断整理 誰が・いつ・何から始めるか?
実家じまいで止まるのは、意志が弱いからではありません
実家じまいを考えたとき、多くの人が止まります。
- 家族と意見が合わない
- 寂しさや後悔がよぎる
- 本当に最後までやれるか不安
- 自分がやる立場なのか分からない
これらは珍しいことではありません。
止まっている理由は「覚悟が足りない」からではなく、
何から整理すればよいかが見えていないからです。
実家じまいは、決断から始めるものではありません。
まずは状況を分けて見ることから始まります。
決断の前に、まず整理する4つの事実
感情の整理より先に、事実を整理します。
見るのは次の4点だけです。
1. 名義は誰か
現在の所有者は誰か。
将来、相続が関わる可能性はあるか。
2. 今、誰が使っているか
親が住んでいるのか。
空き家か。
定期的に使っている人がいるか。
3. 維持費はいくらか
固定資産税、保険、光熱費、管理費。
年間でどのくらい負担があるか。
4. 物の量はどの程度か
一部屋か、家全体か。
長年手をつけていない物があるか。
ここまで分かれば、「売るか残すか」はまだ決めなくて構いません。
判断材料の土台が見え始めます。
誰がどこまで関わるのかを分ける
実家じまいで止まりやすいのは、
役割が曖昧なままだからです。
整理するのは次の4つです。
- 法的な立場(所有者・相続人)
- 実務を担う人
- 費用を負担する人
- 現地確認をする人
「全部を一人でやる」と考えると、重くなります。
役割を分けるだけで、負担は変わります。
第三者に現地確認だけを任せるという選択もあります。
それは責任放棄ではなく、役割分担です。
「全部やる」必要はありません
実家じまいは、一度に終わらせる必要はありません。
- まずは現地の状態だけを見る
- 次に物量だけを把握する
- その後に家族と話す
工程を分ければ、「最後までやり切れるか」という不安は小さくなります。
最初から完了を目指す必要はありません。
段階を区切るだけで十分です。
次にやることは、決断ではありません
売るか、残すか。
管理するか、手放すか。
それを決めるのは、まだ先で構いません。
今必要なのは、現地の状態を把握することです。
- どれくらい物があるのか
- どれくらい管理負担があるのか
- 放置した場合のリスクは何か
それが見えれば、感情だけで判断する必要がなくなります。
次の一歩
実家じまいの最初の行動は「決断」ではありません。
「状況を知ること」です。
現地の状態を整理し、
事実をもとに次の判断を考えませんか。

