腰に負担をかけない草取りポジション
草取りは、見た目以上に身体にこたえる作業ですよね。特に腰への負担が大きくて、「やり始めたはいいけれど、後で腰が痛くなってしまって…」ということもあると思います。
私も昔は、中腰で夢中になって作業していたのですが、年を重ねるごとに「これは続けられないな」と思うようになり、体にやさしい姿勢や道具をいろいろ試してきました。
今回は、腰をいたわりながら草取りをするためのポジションやコツを、いくつかご紹介したいと思います。
両膝をつく姿勢で作業する
まずおすすめなのが、「膝を両方つく」スタイルです。片膝だけだとバランスが悪くなって腰に負担がかかることがあるんです。
私は古いバスタオルや座布団を畳んで、地面に敷いて膝をつくようにしています。これだけで、体幹が安定して腰をぐっとかばってくれる感じがあるんですよ。
しゃがむのではなく「座る」スタイルに変える
中腰の姿勢は、腰にとっては負担の大きい体勢です。私は今、「草取りイス」を使って座って作業をするようにしています。
足の短い折りたたみイスや園芸用の椅子が便利で、腰もラクだし、長時間作業しても疲れにくいんですよ。膝や足にも優しいですし、何よりゆったりした気持ちで作業できます。
背中を丸めず、前傾になりすぎない
草取りに夢中になると、つい背中が丸まりすぎてしまいます。そうすると腰にぐっと負担がかかるんですよね。
私はいつも「おへそを引っ込めるように」意識して、背筋を少し伸ばし気味にして作業しています。完全な直立じゃなくていいので、前傾しすぎないように気をつけています。
30分以内で一区切りを
無理して一気に終わらせようとすると、腰だけでなく足や腕までパンパンになりますよね。
私は「30分経ったら必ず一度立ち上がる」と決めています。タイマーをかけてもいいですし、ラジオ番組が一区切りつく時間でもいいと思います。
そうすると、自然と休憩もとれるし、腰の緊張がほぐれて次もラクになるんですよ。
道具は長めの柄があるものを選ぶ
草取りの道具も工夫ひとつで、姿勢が大きく変わってきます。私は、柄が長めの草抜きフォークを使っています。
手を地面に近づけすぎずに作業できるので、前かがみになりすぎず、腰にやさしい姿勢を保ちやすいんです。長めの道具は、意外と力も入れやすいですよ。
おわりに
草取りは避けられない作業だからこそ、「どうしたら負担が少なくなるか」を考えて、自分に合ったやり方を見つけることが大切だと思っています。
今回ご紹介した工夫が、少しでも長く、ご自身の力で庭や畑を保てるヒントになれば嬉しいです。