模様替えに失敗しないための下書き術
「模様替えをしてみたけれど、家具が入らない」「動線が悪くなってしまって暮らしにくい」——そんなお悩み、ありませんか?
家具を動かすのは体力も必要。だからこそ、事前に下書き=“仮のイメージ”を持つことが大切です。
今回は、南島原市で一人暮らしをしている高齢の方や、その娘さん世代に向けて、模様替えを成功させるための下書き術をご紹介します。
ステップ1:「部屋の寸法」を測るところから
まずは、壁の長さ・窓やドアの位置・コンセントの場所などを簡単に測りましょう。
私は、A4のノートにざっくり手書きで間取りを描き、測った寸法を書き込んでいます。家具のサイズも測っておくと、どこに何が入るかが分かりやすくなります。
ステップ2:「よく使う動線」を線で書いてみる
トイレ・キッチン・ベッドなどへの移動ルートは、できるだけ直線的であることが理想です。
私は、図の上に「朝の動き」「寝る前の動き」などのルートを矢印で書き込んで、通り道に物がかぶらないように工夫しています。
ステップ3:「家具の配置案」を紙でシミュレーション
いきなり家具を動かす前に、配置を紙の上で動かしてみましょう。
私は、家具のサイズで切った紙を間取り図の上で動かして配置を試しています。「押し入れが開けにくい」「イスを引いたら通れない」などの問題も事前に分かります。
ステップ4:「季節で変える部分」も考えておく
夏は風通し、冬は暖かさを重視した配置も考慮しましょう。
私は、扇風機を置く場所やヒーターを使う位置をシーズンごとに記入しています。「この時期はここが通りにくくなるから家具をずらそう」など、予測が立てやすくなります。
ステップ5:「一気にやらず、小分けに」動かす
模様替えは体力を使います。計画が立っていても、一度に全部やろうとしないのがポイントです。
私は、「今日は棚だけ」「明日はカーペット」など、数日に分けて進めています。高齢の親の家では、少しずつ進める方が安全で無理もありません。
おわりに
模様替えは、事前の“下書き”と“シミュレーション”が成功のカギです。
紙の上で一度イメージを作ってから動かすことで、失敗や後悔を防ぎ、暮らしやすい空間に近づきます。
無理なく、少しずつ、楽しく模様替えを進めてみてくださいね。