高齢の親に便利サービスを勧めるコツ
「お母さん、電球替えてもらおうか?」
「庭の草、便利屋さんに頼んでみようか?」
そんなふうに声をかけたとたん「そんなの自分でやれる」「人に頼むなんて恥ずかしか」と言われたことはありませんか?
特に今の高齢者世代は、「人に頼るのは申し訳ない」「頼るのはもっと大変になってから」と考えてしまう方が多いように感じます。
でも、私たち便利屋が訪問するお宅では、最初は戸惑っていたご本人も、使ってみると「もっと早く頼めばよかった」と笑顔になることがほとんどなんですよ。今回は、そんな高齢の親御さんに便利サービスを勧める時に心がけたい“伝え方のコツ”を、やさしくお話ししてみますね。
まずは「心配してる」という気持ちを伝えてみて
サービスの内容よりも先に「あなたのことが心配だから」という気持ちを伝えることがとても大切です。
「最近転びやすくなってきたって言ってたから、もし何かあったら大変でしょ」
「一人で無理して腰でも痛めたら困るからさ」
そんなふうに、自分の安心のためにも頼んでほしい、という形で話すと、意外とすんなり受け入れてもらえることがあります。
便利屋を使う=手抜きではなくて、「安全のため」「家族の安心のため」と言葉を添えることで、気持ちのハードルが下がるんです。
「一度だけ」「見てみるだけ」も有効です
最初から「毎月頼んだらどう?」と言ってしまうと、身構えてしまう方もいらっしゃいます。
「一回だけ様子を見に来てもらおうか」「ちょっと試してみて、合わなければやめてもいいよ」
そんなふうに“お試し”の提案をすると、ご本人も安心して体験しやすくなります。
実際、うちのサービスでも「娘が勝手に頼んだとよ」と渋々出てこられた方が、作業後に「また頼んでよかね」と言ってくださること、よくあるんです。体験してみれば、「頼んだ方がずっと楽だった」と気づいてもらえることが多いですよ。
「人に迷惑をかけたくない」という気持ちを尊重して
高齢の方の多くが「人に迷惑をかけたらいかん」と思って生活しています。だからこそ、「便利屋さんは、お手伝いをするためにいる人だから、気を使わなくていいよ」「ちゃんと料金を払ってお願いすることだから、失礼にはならんよ」と伝えるのが効果的です。
特に地域に密着している便利屋は、お話し相手になったり、ちょっとした気づかいを添えたりできる存在です。「近くに頼れる人がいるだけで、安心して暮らせる」と感じていただけるように、私たちも丁寧に関わらせていただいています。
無理に勧めず、本人のタイミングを大切に
どんなにこちらが良かれと思っていても、ご本人にその気がなければ、無理に勧めることは逆効果になることもあります。
「そういうサービスもあるらしかよ」
「○○さんちはもう使ってるって」
そんなふうに、情報だけをそっと伝えておくのもひとつの方法です。タイミングが来たときに「あのとき言ってたやつ、頼んでみようかな」と思ってもらえるよう、焦らずに見守る姿勢も大切ですね。
「おとなりサポート」では、こんなふうにサポートしています
南島原市内で活動する私たち「おとなりサポート」では、高齢の方にも安心して使っていただけるよう、最初の訪問ではできるだけゆっくりとお話しをしながら関係を築いていきます。
顔見知りになってからは、「あれも頼んでいい?」「今度はこんなこともできると?」とご本人から声をかけてくださるようになることも。
1回だけのご依頼でももちろん大歓迎ですし、最初はご家族と一緒に訪問の場に立ち会っていただくこともできますよ。
まとめ
- 高齢の親に便利サービスを勧めるときは、心配している気持ちを素直に伝えるのが効果的
- 「一度だけ」「試しに」の言い方で、気軽に体験してもらう工夫を
- 「迷惑じゃないよ」「お仕事として頼むんだよ」と安心感を伝えると受け入れやすくなる
- 本人の気持ちを尊重して、無理に押しつけないのが大切
- 地元の便利屋なら、顔の見える関係で安心して使える