実家じまいを家族と決められないときの考え方整理
実家じまいを考え始めたものの、 家族や兄弟、親との意見が合わず、話が前に進まない。 そんな状態で、このページにたどり着いた方も多いと思います。
自分では「そろそろ決めないといけない」と感じている。 一方で、
- 親はまだ住むつもりでいる
- 兄弟は関心が薄い、または反対している
- 自分だけが遠方にいて判断を迫られている
こうした状況では、 話し合おうとするほど、気持ちがすり減ってしまうこともあります。
ここでは、 「どう決めるか」ではなく、 なぜ決められない状態が続くのかを整理します。
家族と決められないのは、珍しいことではありません
実家じまいが進まない理由は、 誰かが非協力的だから、という単純な話ではありません。
実家は、家族それぞれにとって意味が違います。
- 親にとっては「今の生活そのもの」
- 兄弟にとっては「昔の思い出の場所」
- あなたにとっては「管理や将来の責任が現実として迫る場所」
見ている立場が違えば、 同じ実家でも、感じ方が違うのは自然なことです。
このズレがある限り、 全員が同じ温度で話せないのは、ある意味当然です。
「誰が決めるのか」が曖昧なままになっていませんか
話し合いが止まりやすい家庭には、共通点があります。
それは、 決定権の所在がはっきりしていないことです。
- 親が決めるのか
- 兄弟全員で決めるのか
- 実務を担う人が決めるのか
この前提が整理されていないまま話し合うと、 意見だけが出て、結論が出ません。
まず必要なのは、 「何を決めるか」よりも、 誰がどこまで関わるのかを整理することです。
反対意見がある=間違っている、ではありません
親や兄弟が反対する理由は、 合理的でないこともあります。
でもそれは、 その人なりの不安や恐れがあるからです。
- 手放したあとに戻れない不安
- 思い出を否定されたように感じる気持ち
- 変化そのものへの抵抗
これらは、説得で消せるものではありません。
反対意見があるからといって、 あなたの考えが間違っているわけでも、 急いで結論を出す必要があるわけでもありません。
話し合いが進まないときは、結論を出さなくていい
実家じまいの話し合いが苦しくなるのは、 「今、決めなければいけない」と感じているからです。
ですが実際には、
- 決めない時間が必要な家庭
- 気持ちが追いつくまで待つ必要がある人
も存在します。
話し合いが進まない時点で、 それは「まだ決める段階ではない」というサイン であることも少なくありません。
今の状態を、そのまま整理するという選択
このページを読んで、 「何も決まっていない」と感じたかもしれません。
ですが、
- 家族の立場が違う
- 意見が揃っていない
- 自分だけが判断を背負っている
という状態を言葉にできたなら、 それは一つの整理です。
実家じまいは、 正解を早く出すことよりも、 関係が壊れない形で考え続けること が大切な場面もあります。
まだ決めなくて大丈夫です
実家じまいは、 「誰かを説得して進めるもの」ではありません。
決められない理由があるなら、 その理由を無視しなくていい。
このまま少し時間を置く、 考えを整理する、 状況を言葉にする。
それも、立派な選択です。

