室外機まわりの枯れ葉、放置すると危険?
「エアコンは使ってないけど、外の室外機のあたりが枯れ葉だらけ……」「片付けなきゃとは思うけど、つい後回しにしてしまって」——そんなこと、ありませんか?
実は、室外機の周りにたまった枯れ葉やごみは、思っている以上に“危険”をはらんでいるんです。
今回は、空き家や長期間使っていない家でも、室外機の安全を守るために知っておきたい「落ち葉放置のリスク」と「やさしい掃除の工夫」をご紹介します。
放置された落ち葉は“火災”の原因にも
室外機は、動いていないように見えても通電していることがあります。落ち葉やホコリが内部にたまり、湿気や熱と組み合わさることで、稀に“発火”の原因になることも。
私の母の家では、風の強い日が続いた後、室外機の裏側にびっしり落ち葉が詰まっていたことがありました。運転前に掃除して、本当にヒヤッとした出来事です。
通気口がふさがれると、エアコンが壊れやすくなる
落ち葉が吹き込んで、フィンと呼ばれる室外機の排気部分をふさいでしまうと、熱交換がうまくいかず、エアコンの負荷が大きくなります。
私は、春先や秋の「エアコンを使わない季節」を掃除のタイミングにしています。カバーを外すほどではなく、手で拾える範囲を定期的にきれいにするだけでも安心感が違います。
害虫・小動物のすみかになることも
室外機の静かな裏側や排気口のすき間に、落ち葉があるとそこに虫やネズミが巣を作ってしまうこともあります。
私は、母の家の裏にいたハチの巣の跡を見て、すぐに落ち葉と蜘蛛の巣を除去しました。それ以来、100円ショップの防虫スプレーも常備しています。
掃除は「手袋+ほうき+ゴミ袋」で十分
本格的な道具がなくても、軍手と小型のほうき、レジ袋さえあれば十分対応できます。
私は、エアコンのまわりに新聞紙を広げて、落ちた葉をそのまままとめて袋に入れるようにしています。作業時間は10分もかかりません。
おわりに
室外機のまわりの落ち葉、つい見落としがちですが、「安全・節電・寿命延長」のすべてに関わってくる大事なポイントです。
空き家や実家の見回り時には、ちょっとしゃがんでチェックするだけで、ぐっと安心につながります。
無理のない範囲で、ぜひ一度、目を向けてみてくださいね。