水抜きしないと凍結する?冬の空き家対策
「冬に空き家を放っておいて大丈夫?」「水道が凍って破裂したらどうしよう」——そんな不安、ありませんか?
冬場の空き家は、気温の低下により水道管が凍結・破裂するリスクがあります。特に南島原のような地域でも、朝晩の冷え込みが強い日は要注意です。
今回は、空き家を安全に冬越しさせるための「水抜き」の基本と、あわせて行いたい冬対策について、やさしくご紹介します。
なぜ水抜きが必要なの?
水道管の中に水が残ったままだと、凍って膨張し、管が破裂するおそれがあります。破損に気づかず春まで放置すると、思わぬ水漏れや修理費がかかることも。
私は、母の実家を年に一度冬場に閉める際、必ず水道の元栓を止めて、水抜きをしています。
水抜きの手順(屋内)
- 水道の元栓を閉める(メーターボックス内にあります)
- 家中の蛇口をすべて開ける(洗面所・風呂・キッチン・屋外水栓も)
- トイレのタンクも流して空にする
- 給湯器がある場合は説明書どおりに水抜きする
私は、メモ書きを用意して手順を貼っておくことで、毎年スムーズに作業できています。
凍結防止の工夫も合わせて
どうしても水を残す場所がある場合は、「凍結防止ヒーター」や「保温材」を使うと安心です。
私は、屋外の水道管にタオルとビニール袋を巻きつけ、さらにホームセンターで買った保温シートで覆っています。簡単ですが効果的です。
室内にも注意すべき場所がある
- 洗濯機の給水・排水ホース
- 洗面台下のパイプ
- シャワーヘッドの中の水分
こうした場所にも水が残っていると凍結する恐れがあります。私は、ホースを外して水を抜いたり、タオルを巻いて保温したりしています。
月1回の見回りが理想
完全な無人状態が続くと、思わぬトラブルが起きがちです。私は冬のあいだでも、できるだけ月に1回は実家を訪れて、凍結跡やカビ・異臭などをチェックしています。
おわりに
冬の空き家管理は、「水の扱い」がポイントです。
水抜きや簡単な保温対策を行うだけで、大きなトラブルを防ぐことができます。寒さが本格化する前に、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。