空き家の売却・相続・使い道
「実家の空き家、どうしたらいいのか分からない」
「売りたいけれど、何から始めればいいの?」
そんなお悩みを持つ方が、ここ南島原でも増えてきました。相続したけれど管理が難しくなった、遠方でなかなか見に行けない…という声をよくお聞きします。
この記事では、空き家をどう扱えばよいのか迷っている方に向けて「売却」「相続」「使い道」「寄付」などの選択肢を、南島原の便利屋の立場から解説いたします。
空き家の問題は、放置しておくと倒壊や雑草、害虫などの原因となり、近隣の方にもご迷惑をかけてしまうこともあります。今後の暮らしに合わせたベストな方法を見つけるためにも、まずは情報を集めてみましょう。
空き家を売りたいときはどうする?
「空き家を売りたい」と思ったとき、まず最初にやるべきなのは、不動産会社や買取業者さんへの相談です。どの方法がご自身に合っているかを知ることが大切です。
売却方法には、大きく分けて2つのパターンがあります。一つは「仲介」で、地元の不動産屋さんに買い手を探してもらう方法。もう一つは「買取」で、不動産会社や専門業者が物件を直接買い取ってくれる方法です。
仲介は、希望の価格で売れる可能性がありますが、時間がかかることもあります。一方で、買取はスピーディーに進みますが、価格が仲介よりもやや低くなる場合が多いです。
特に南島原のような地域では、空き家の需要が限られているため、売却に時間がかかるケースが多いのが現実です。最初の一歩として、現地を見てもらい、査定を受けることで状況が見えてくることもあります。
私たち便利屋も、必要があれば地元業者さんのご紹介や、建物内部の片付けのお手伝いもいたします。
売る以外にもいろいろある「空き家の使い道」
空き家の活用方法は、売却だけではありません。実は使い道はいろいろとあります。
他追えば、建物の状態が良ければ、賃貸住宅として貸し出すことができますし、最近ではリモートワークや週末移住などを見越した短期滞在用の施設としての需要も出てきています。
ほかにも、物置や倉庫、趣味の作業小屋として使う、地域の交流スペースにする、畑作業の休憩場所にする…など、アイデア次第で活かし方は多様です。
ただし、どんな使い方をするにしても、ある程度の片付けや整備、定期的な管理は欠かせません。長年手つかずだった空き家は、湿気や傷みも進んでいます。草刈りや簡単な修繕、内部の掃除など、小さなことから始めてみませんか?
私たち「おとなりサポート」では、こうした初期の準備や見回りもお手伝いできます。「活用したいけど、今の状態じゃ難しそう…」と感じたときこそ、ぜひお声かけください。
売れないときは「寄付」という選択肢も
どうしても売れない、使い道もないというときには「寄付」という形も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
自治体やNPOによっては、一定の条件を満たせば空き家を引き取ってくれることがあります。地域活性化のために空き家を活用しようとしている団体もありますので、そうしたところに相談するのも一つの方法です。
また「空き家バンク」という制度もあります。これは、空き家を使いたい人と、手放したい人をつなげる仕組みで、地域の行政が運営していることが多いです。南島原市でも取り組みが始まっていますので、情報を集めてみましょう。
ただし、寄付には条件があります。建物の老朽度合いや立地、固定資産税の状況などが関わるため、事前に問い合わせて確認をしておくことが重要です。
空き家を相続したら、まず必要な手続きとは?
親の住んでいた家を相続した場合、まず必要なのが「相続登記」です。これは、法的に所有者を変更する手続きのこと。名義を自分に変えることで、売却や活用ができるようになります。
2024年からは、この相続登記が義務化されました。つまり、登記せずに放置しておくと罰則がある可能性も出てきます。
相続登記の手続きは、司法書士さんに依頼するのが一般的ですが、戸籍の取得や必要書類の準備など、慣れないと手間がかかることもあります。必要があれば、私たちも書類集めや手続きの流れをご案内いたします。
さらに、名義変更をした後は、固定資産税の支払いや空き家の管理責任が発生します。「今後どうしていくか」についても、早めに方針を決めておくことが大切です。
「いったん片付けて様子を見たい」「将来的に売るかもしれないけど、しばらくは保管したい」といった方も多くいらっしゃいます。そうした方にも、柔軟に対応いたします。
まとめ:空き家の悩みは、一人で抱え込まずにご相談ください
空き家には、売る・貸す・使う・寄付する・相続するなど、さまざまな選択肢があります。
でも、どれを選んでも手続きや準備が必要で、簡単ではありません。特に遠方にお住まいの方にとっては、現地を確認すること自体が大変ですよね。
そんなときは、私たち「おとなりサポート」にご相談ください。
「ちょっと中を見てきて」
「状態を写真で送ってほしい」
「使える状態か確認して」
など、細かいご依頼にも対応可能です。空き家のことは、悩む前にまず一度ご相談を。地元に根ざした便利屋として、みなさまの力になります。
この記事のまとめ
- 空き家を売りたいなら、不動産会社や買取業者への相談から始めましょう
- 売却以外にも、賃貸・民泊・倉庫など多様な活用が可能です
- 売れないときは、自治体やNPOへの寄付という道も検討できます
- 空き家を相続したら、相続登記などの手続きを忘れずに行いましょう
- 遠方にお住まいでも、現地の確認や管理は「おとなりサポート」が対応します