外壁の汚れをスポンジで落とすならこの時期
「家の壁、気づいたら黒ずんでいた」「軽くこすっても落ちない」——そんなふうに感じたこと、ありませんか?
外壁の汚れは、風雨や排気ガス、苔やカビなどが原因で徐々に蓄積していきます。ですが、強い洗剤や高圧洗浄機を使わずとも、スポンジと中性洗剤だけで落とせる時期があるんです。
今回は、高齢の親やその娘さん世代にも負担なくできる、「スポンジ掃除に適した季節」とその理由、やさしい掃除のポイントをご紹介します。
最適な時期は「春」と「秋」
外壁掃除に適しているのは、気温が安定しており乾燥しすぎない春(3〜5月)と秋(9〜11月)です。
私自身、母の実家を掃除するときは、春先か10月の晴れた日を選ぶようにしています。気温が20度前後で風も穏やかだと、洗剤の泡立ちもよく、乾拭きしやすいんですね。
スポンジ掃除に必要なのは「水+中性洗剤」だけ
強い洗剤は外壁を傷めることがあるため、台所用の中性洗剤をぬるま湯に溶かしてスポンジにつけるだけでOKです。
私は、浴槽掃除用の大判スポンジを使っています。手のひらサイズより大きめで、力を入れすぎずに広範囲を拭けるのが便利です。
日陰・苔・雨だれの下が「汚れやすい場所」
掃除の際は、北側の外壁や、雨樋の下、室外機の近くなど、水が流れやすく湿気がこもる場所からチェックします。
母の家では、室外機裏とガスメーター周辺に黒ずみが多く見られ、定期的に拭き掃除するようになってから、家全体の印象も明るくなりました。
掃除のあとに「防汚コーティング」もおすすめ
ホームセンターで購入できる簡易スプレータイプの防汚剤を使えば、汚れの再付着を防ぐこともできます。
私は掃除の仕上げに、乾いた壁にスプレーして乾かすだけのタイプを使っています。1回の施工で2〜3ヶ月効果が続き、再掃除の頻度が減ります。
おわりに
外壁の汚れは、放置すると建物の劣化につながるだけでなく、「手入れされていない家」という印象を与えてしまいます。
でも、年に1〜2回、スポンジで優しく拭き取るだけでも十分きれいになります。春や秋の穏やかな日を選んで、無理のない範囲でチャレンジしてみてくださいね。