なぜ「相談」という形が必要になる?
南島原に実家があり、今は遠方に住んでいる場合、実家整理や遺品整理は「作業」より先に「判断」が止まりやすくなります。
何を残すのか。いつ動くのか。自分が関わる範囲はどこまでか。
この段階では、まだ何も決められていないことが普通です。相談とは、作業を進めるためではなく、頭の中で絡まった判断を一度ほどくための行為です。
相談は、依頼や申込みとは別の行為です
実家整理や遺品整理の相談は、何かを頼む行為ではありません。
業者を決めることも、日程を決めることも、この時点では必要ありません。
「今は決められない」という状態を、そのまま外に出すための場です。
相談=依頼、という前提を外すことで、話せる内容は大きく変わります。
相談で決めること、決めないこと
相談の中で整理されるのは、優先順位や考え方です。
何を急がなくてよいのか。今は触れなくてよい部分はどこか。
一方で、作業内容や費用、具体的な進め方を決める必要はありません。
決めないことを決める、という整理も、相談の役割の一つです。
遠方の家族が一人で抱えやすい誤解
「全部自分で決めなければいけない」と思い込み、動けなくなるケースは多くあります。
また、「相談したら断れなくなるのでは」と感じ、距離を置いてしまうこともあります。
実際には、相談の段階で結論を出す必要はありません。
判断を分解するだけで、負担が軽くなることもあります。
相談のあとに起きる変化
相談を終えたあと、すぐに何かを始める人ばかりではありません。
しばらく考える人もいれば、家族と話すだけで終わる人もいます。
それでも、「何が未整理なのか」が見えるようになります。
動かない選択が、意識的な判断に変わる点が大きな違いです。
ここまで考えても、まだ決めきれない方へ
実家整理や遺品整理は、
「やろうと思えば自分でもできる」ことが多い作業です。
だからこそ、判断を先送りにしやすい。
ですが実際には、
- 時間が取れず、数か月そのままになる
- 遠方で何度も通うことになり、負担だけが増える
- 体力や気力が落ちてから、慌てて依頼する
というケースがとても多いです。
状況が自然に良くなることは、ほとんどありません。
自分で抱え続ける必要はありません
実家整理は、
「最後まで自分でやるべきこと」ではありません。
距離、年齢、生活状況、仕事や家庭の事情によって、
人に任せた方が合理的な段階は必ず訪れます。
それは逃げでも、手抜きでもありません。
現実的な判断です。
「相談する」という選択について
相談することは、
すぐに依頼することと同じではありません。
- 今の状況を整理する
- 何を自分でやり、何を任せるか線を引く
- この先の選択肢を把握する
そのための一歩です。
ここまで読んで、
「一人で抱える話ではないかもしれない」
と感じたなら、
それが判断を終える合図です。
次にどうするかは、あなたが決めて構いません。

