空き家のカーテンは閉める?開ける?正しい管理方法とは
「空き家のカーテンは閉めっぱなしがいいの?」「少し開けておいた方が防犯になる?」——こうした疑問を持つ方は多いです。実際、カーテンの管理方法ひとつで、防犯や湿気、生活感の演出に大きな差が出ます。
ここでは、空き家のカーテンを閉める場合と開ける場合のポイントを整理し、安心につながる工夫をご紹介します。
空き家のカーテンを閉めっぱなしにするメリット・デメリット
メリット
- 家の中が見えず、防犯効果がある
- 日差しによる家具や畳の色あせを防ぎやすい
デメリット
- ずっと閉まったままだと「留守宅」と気づかれやすい
- 裏側に湿気がこもり、カビの原因になることもある
実際、私の母の実家では閉めっぱなしにしていた時期がありましたが、ご近所さんから「ずっと人がいないのでは?」と心配されたことがありました。
空き家のカーテンを少し開けるメリット・デメリット
メリット
- 外から見た時に生活感が出やすい
- 日差しや風を少し取り入れることで換気効果もある
デメリット
- 部分的に中が見えてしまう可能性がある
- 紫外線による色あせや温度上昇につながる場合もある
母の場合は「キッチンの小窓を5cmほど開けておく」といった工夫をしていて、防犯と通気のバランスを取っていました。
レースカーテン+遮光カーテンの活用
完全に開ける・閉めるのではなく、レースカーテンを閉めて、遮光カーテンを少し開けるとバランスが取れます。外からは人の気配を残しつつ、日差しの入り方を調整可能。UVカット加工や防カビ仕様のカーテンを選べば、劣化防止にも役立ちます。
湿気対策を忘れずに
長期間(一カ月以上)家を空ける場合は湿気対策も重要です。
- 換気のために窓を少し開ける
- カーテンをめくって空気を通す
- 除湿剤や新聞紙を置いて湿気を吸収
「長期不在 カーテン 湿気」と検索される方は、この点を心配されていることが多いです。
家のタイプごとの工夫
- 一軒家:道路に面した窓はレースカーテンで閉め、裏側の窓は少し開ける
- マンション:共用廊下に面した窓は閉め、バルコニー側は光を入れる
- 古民家:朝だけ光を入れて、昼以降は閉める
住まいの形や周囲の環境によって調整しましょう。
1ヶ月以上家を空けるときのポイント
- 古いカーテンは交換して「空き家感」を出さない
- ブラインドやシャッターで部分的に防犯性を強化
- 照明のタイマーを併用して「在宅感」を演出
- 郵便物や宅配は転送や保管サービスを利用し、ポストにためない
古くなったカーテン、どうする?
古くなって色あせたカーテンは、見た目にも“空き家感”が出てしまうことがあります。
私の実家では、ホームセンターで2,000円ほどの新しいカーテンに替えただけで、雰囲気がぐんと変わりました。取り付けは突っ張り棒タイプを使えば、工具いらずで簡単です。
処分するときは、自治体のルールに合わせて出しましょう。ご不安な方は市役所などに相談してみると安心です。
ブラインドやシャッターも選択肢に
カーテンの代わりに、ブラインドやシャッターを使う方法もあります。
- ブラインド:通気性が良く、見た目もスッキリ
- シャッター:防犯性が高く、風雨からも守れる
特に部分的に利用することで、防犯・換気の両立が可能です。
カーテンの開け閉めを「訪問サイン」に
私の場合、実家に行ったとき「今日はここのカーテンを開けたよ」と記録しておくようにしています。
ほんの少し変化をつけるだけで、ご近所さんが「誰か来てくれたんだな」と気づいてくれるきっかけになります。
カーテン管理にかかる手間と時間
「毎月のようには行けない…」という方も多いと思います。
目安としては、月に1回30分ほどの訪問でも、カーテンのチェックや換気はじゅうぶん可能です。少しの時間でも、やっておくと安心につながります。
カーテン管理をお手伝いするサービスもあります
遠方でなかなか通えない方には、空き家管理サービスの利用がおすすめです。
私たち『おとなりサポート』では、
- カーテンの開閉
- 室内の通風確認
- 郵便物の回収
など、細かな見守りを代行しています。ご希望に応じてカーテンの開閉や室内の通風確認などをお手伝いしています。ご家族に代わって、さりげない見守りを行っています。
おわりに
カーテンの管理は、ちょっとしたことのようでいて、防犯・湿気・生活感の演出など、大切な役割を持っています。
家の様子や状況に合わせて「ほどよく開ける・ほどよく閉める」を心がけるだけでも、安心感はぐんとアップしますよ。
そして、手が届きにくいときには、身近なサポートを頼ることも考えてみてくださいね。
おとなりサポートでは、定期的なカーテン開け閉めサービスも提供しています。部屋の空気入れ替え、周辺環境の整備などもできます。お気軽にお問い合わせくださいませ!

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