草取りが大変になったときの判断ガイド
草取りの種類を理解しよう
まずは基本的なことから確認しましょう。「草取り」「草むしり」「草刈り」という言葉がありますが、実は作業内容が少し違います。
「草取り」や「草むしり」は、雑草を根っこごと抜き取る作業です。一方「草刈り」は、草の表面だけを刈り取って根っこは土に残したままにする作業です。
この記事では、「草取り=根から抜いてお庭をきれいに整える作業」として、どの時点で自分でやるのを諦めて業者さんにお願いした方がいいかを考えてみましょう。
「もう限界かも…」と感じるサイン
お庭の草取りをしていて、「これはもう自分たちだけでは厳しいかも」と感じるサインがあります。
お庭の面積が広すぎて、一週間かけても終わらない場合や、せっかく草を抜いても2〜3週間でまた元通りになってしまう場合は要注意です。また、砂利の隙間や側溝の周りなど、やりにくい場所が多いときも大変ですね。
体の面では、作業中に腰や膝に痛みを感じるようになったら、無理は禁物です。そして、抜いた草を袋に詰めてゴミに出す作業が追いつかず、草の山がどんどん高くなるのも困った状況です。
これらのうち複数が当てはまるようなら、自分だけでは厳しいサインかもしれません。
作業時間を簡単に計算してみましょう
草取りにかかる時間は、雑草の生え具合によって大きく変わります。
軽く生えている程度なら、1平方メートルあたり3〜5分程度で済みます。でも、雑草がびっしり密集している場合は、1平方メートルあたり10分くらいかかることもあります。
例えば、20平方メートルのお庭で雑草が密集している場合、約200分、つまり3時間以上かかる計算になります。
一日で安全に草取りができる時間の目安は60〜90分程度です。それ以上続けると体に負担がかかってしまいます。つまり、数日に分けて作業をしても、かなりの負担になってしまいます。
お金と労力を比べて考えてみる
自分で草取りをする場合、お金がかからないように思えますが、実は「見えないコスト」がかかっています。
ゴミ袋や草取りの道具代で数百円から数千円はかかります。そして何より、時間というコストがかかります。
例えば時給1,000円で計算すると、3時間の作業は3,000円分の労力ということになります。さらに、体力を消耗して腰痛になったり、熱中症になったりするリスクもあります。
一方、便利屋さんにお願いした場合の料金は、30分3,000円前後からが相場です(地域や作業量によって変わります)。
「時間の価値+体調を崩すリスク」を考えると、必ずしも業者さんにお願いするのが高いとは限らないかもしれません。詳しい料金目安は【草取りを便利屋に依頼するなら?】をご覧ください。
季節によって判断基準を変えましょう
同じ作業量でも、季節によって「無理をすべきかどうか」の基準は変わります。
- 春と秋は比較的涼しいので、自分で数時間の作業をするのも現実的です。
- 夏は短時間でも熱中症のリスクが高いので、業者さんにお任せすることをおすすめします。
- 冬は寒さで関節が痛くなりやすく、長時間の屋外作業は避けたいです。

このように、季節を考慮して判断することも大切ですね。
放置すると増えるコスト
「まだ大丈夫」と思って草取りを先延ばしにすると、実はコストが増えていきます。
1か月放置すると、蚊が発生してお庭で過ごすのが不快になります。3か月放置すると、雑草が膝の高さまで伸びて、作業量が倍になってしまいます。半年も放置すると、根っこが深く張って木のようになり、専用の道具で根を掘り起こす必要が出てきます。
さらに長期間放置すると、町内会やご近所から苦情が出るなど、人間関係にも悪影響が出る可能性があります。
よくある疑問にお答えします
「放置してからまとめて業者さんに頼む方がお得ですか?」
いいえ、そうではありません。雑草は放置すると根が深くなって、抜くのが大変になります。その結果、根を掘り起こす費用がかかって、早めにお願いするより高額になることが多いんです。
「お庭の一部だけお願いするのと、全体をお願いするのと、どちらが安いですか?」
これは状況次第です。一部だけお願いする場合、業者さんの最低料金の関係で割高になることがあります。お庭全体に雑草が広がっているなら、まとめてお願いした方が効率的で結果的にお得になることが多いです。
面積と作業量の目安
お庭の面積によって、どのくらい大変になるかの目安をご紹介します。
10平方メートル程度
ゴミ袋2〜3袋、作業時間1時間前後で済みます。これくらいなら自分でも何とか頑張れそうですね。
30平方メートル程度
ゴミ袋7〜10袋、作業時間3時間前後かかります。かなり大変になってきます。
50平方メートル以上
自分で数日に分けて作業をしても厳しい規模です。このレベルになったら、業者さんにお任せすることを真剣に考えた方がいいでしょう。
この基準を超える場合は、【広い庭の計画的草取り術】を参考にしてください。
どこで判断すればいい?
自分で頑張れるレベル
合計3時間以内で終わりそうで、体への負担も少ない場合は、自分で進めても大丈夫でしょう。
一部だけお任せするレベル
砂利の隙間や側溝など、特に難しい場所だけが問題の場合は、その部分だけ業者さんにお願いして、残りは自分でやる方法もあります。
全部お任せするレベル
合計6時間以上かかりそうな場合や、体調面でリスクが大きい場合は、お庭全体を業者さんにお任せした方が安心です。
こんな場合は業者さんにお任せしましょう
ご高齢の方、妊娠中の方、手術後の方など、体にリスクがある場合は無理をしないことが大切です。
ゴミ袋が10袋以上になって自分では運べない場合や、町内会の行事や来客前など短期間で片付けたい場合も、プロの力を借りた方が確実です。
斜面や側溝など危険な場所が多い場合も、安全を考えて業者さんにお任せすることをおすすめします。
業者さんに相談する前に準備しておくと便利なもの
業者さんに見積もりをお願いする前に、次のものを準備しておくと良いです。
お庭全体の写真、特に雑草が多い場所の写真、作業車が入れる経路の写真を撮っておきましょう。また、いつ頃までに作業してほしいか希望日を考えておき、雑草を抜いてほしいか刈り取るだけでいいかなど、仕上がりの希望も決めておくと良いでしょう。
よくある勘違い
「草を刈るだけなら早く終わる」と思う方もいますが、刈っただけでは根が残っているので、すぐに再生してしまいます。
「防草シートを敷けば解決する」というのも、正しく施工しないと効果がありません。
「真夏でも早朝なら大丈夫」と思いがちですが、熱中症や虫刺されのリスクは残っています。
判断チェックポイント
次の項目をチェックして、業者さんにお任せするか判断してみてください。
- □ 合計6時間以上かかりそう
- □ 難所(砂利・側溝など)が3か所以上
- □ ゴミ袋10袋以上になりそう
- □ 季節が夏や冬で体の負担が大きい
- □ 2〜3週で元通りになる
このうち2つ以上当てはまるなら、業者さんにお願いすることを検討してみてください。
外注を決めたら次のステップへ
まとめ
- 草取りは「追いつかないサイン」が出たら限界の合図。
- 3時間以内なら自力も可能、それ以上は無理をしない。
- 庭面積×時間のステップ計算で判断を明確化。
- 写真3枚を準備すれば、見積や相談がスムーズ。
- 無理を続けるより、プロに依頼した方が安全で効率的です。
自分で頑張るにも限界があります。無理を感じたら、地域で気軽に頼めるサービスを活用するのも一つの方法です。南島原市の「ちょびサポ!」なら、草取りを含めた暮らしのちょっとしたお手伝いを気軽に依頼できます。
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